安曇野~ちひろ美術館と北アルプスの水の恵み巡り | Rucca*Lusikka

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2泊3日の信州旅行日記・パート3です。2泊目は安曇野でした。

姨捨の棚田歩きで、病み上がり&運動不足の身体に盛大に鞭を打つ事になりましたが、この日の宿が温泉で本当に良かったです。

※今回の旅ルートMAPです。

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安曇野は風景の素晴らしいところだと聞いているので楽しみでしたが、あいにく翌日の天気予報は雨。

去年の秋の尾道旅行も雨が降りました。筋金入りの雨男との旅行なのでこれはもう仕方がありません(哀)

この日の宿「すずむし荘」は、旅館というより温泉宿泊施設です。お風呂は大浴場が2つ・露天もあります。前日の桝一客殿はちょっとふんぱつ系の大人のお宿でしたが、こちらはリーズナブルなので家族やグループでも楽しめる宿です。

温泉のお湯はとても良かったです。ラドン温泉って初めて入ったんだけど、無臭で肌がとてもしっとりしました。大きな空の下での露天風呂って本当に気持ちが良いですね。

お宿はこちらです。日帰り入浴もできますよ。

すずむし荘公式ホームページ/松川村 天然ラドン馬羅尾天狗岩温泉http://www.suzumushiso.com/

ところで、このお宿のおみやげコーナーにこんなキャラクターグッズがあったんですけど

もっこりん太

その名も…「もっこりん太」!!

えっと、すず虫のキャラクターらしいですけど、マリ◯ッコリじゃ、ないんですよね?(^_^;)・・・しかも女の子キャラもあってその名も「もっこりんりん」!!

いろいろ衝撃的でした(笑)

安曇野ちひろ美術館

翌日の朝はやはり雨。なので散策はあきらめ、近くにある「ちひろ美術館」に行くことにしました。

安曇野ちひろ美術館

安曇野ちひろ美術館

ここが期待以上に素晴らしかったです!!

いわさきちひろさんのイラストは、黒柳徹子さんのベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」でのカバー絵でも知られていますね。

ちょうどちひろさんの没後40年ということで、

「ちひろ没後40年 絵本になった! 『窓ぎわのトットちゃん』展」

が開催されていて、窓ぎわのトットちゃんのお話しと、ちひろさんのイラストと、徹子さんのコメントなどが飾られていました。

私が窓ぎわのトットちゃんを読んだのはもう随分前(中学生くらい?)なのですが、作品を見ながらウン10年ぶりにそのあらすじを追うことができました。

小学校1年生で、普通の小学校を「退学」になってしまったトットちゃん(徹子さん)。トモエ学園の小林宗作校長先生は、そんなトットちゃんを学園にあたたかく迎え入れます。

「きみは本当はいい子なんだよ」と。

みんなと違っていることは「個性」なのだと。

子どもたちがお互いの「個性」を尊重し、協力しあって学ぶ学校の中で、トットちゃんも他の子どもたちものびのびと育っていきます。

今の時代にこんな素敵な学校・素敵な先生に教わることができたら、その子どもたちはきっとみんな、人と違っていることに恥じることもなく、人と違っている子を馬鹿にしたりいじめることもなく、古い価値観に縛られない新しい時代に適応できる人間として巣立っていくんじゃないかな。

そう感じました…。

それにしても初めて知ったのですが、ちひろさんのイラストは徹子さんのお話しに合わせて描かれたものではなかったのですね(ちひろさんが亡くなったのは本が出版されるより前)。

徹子さんの大の希望でちひろさんの絵が使われたんだそうです。お話しに合わせたかのようなぴったりした絵ばかりなので逆だと思っていました。

生き生きとした表情の子どもたち。その小さい肩、つないだ手、じっとしていない足、得意げな顔、泣きそうな顔。

子どもというものがいかに素晴らしいか、生きる力に満ちているか、どれだけの可能性を秘めているか、優しい淡い色合いの中にそんな強さも秘められていて、本当に素晴らしかった。

おみやげで購入したポストカード

おみやげで購入したポストカード

記念にポストカードを幾つか購入しましたが、原画の持つ素晴らしさにはかないません。ぜひとも原画を見ていただきたいです。

個人的には一番手前の手をつないだ子どもの絵が好き。長靴の下の影で雨上がりだってわかる。ちひろさんの絵は、絵柄や色あいが可愛くてきれいというだけでなく、こういう細かいディティールの演出力というか、そういうのもまた素晴らしいですよね。

ちひろ美術館、展示品の見応えもありますし、庭園も広々としてきれいでした(今度は天気のいい時に行きたい!)

参考リンク

ちひろ美術館 http://www.chihiro.jp/(東京・練馬区にもあります)

ご当地名物?「おしぼり蕎麦」

ちひろ美術館を出てちょうどお昼時。せっかく信州に来たのだからやはりお蕎麦が食べたい!ということで、穂高駅近くの「上條」という、一見全くお蕎麦屋さんに見えないお蕎麦屋さんに行きました。

手打ちそば 上條

手打ちそば 上條・・・どう見ても蕎麦屋の外観じゃない。

普通に天ぷらそばでも頼むつもりだったのですが、このあたりの名物という「おしぼり蕎麦」というのをメニューに見つけました。おしぼり?なんじゃそれ?

これがおしぼり蕎麦

これがおしぼり蕎麦!

おしぼりそば
辛味大根の絞り汁に信州味噌をとき入れた汁で食す、おしぼりそば。その辛さは涙もの。
この大根汁と味噌との相性は抜群で、そば湯で割れば、とてもおいしいスープにもなる。?

【手打ちそば 上條】そばメニュー紹介より引用

写真左奥の大根をおろした絞り汁+信州味噌につけて食べるお蕎麦でした。左手前のはこの辺りに湧く美味しいお水だけでお蕎麦の味を味わうためのものです。

おもしろい味でしたが美味しかった!!そば湯との相性抜群で、そば湯ラヴァー(謎)の私には嬉しい!

なにげにお蕎麦のアレンジって地方色が豊かですよね。新潟のへぎそば、京都のニシンそば、会津のネギで食べる高遠そば、萩の瓦そば(食べたことないけど最近知った)、そしてこのおしぼり蕎麦。いろいろ調べたらおもしろそうだな?。

参考リンク

【そば処 上條】上條は、長野県安曇野市穂高にある、手打ちそばのお店です。http://www.kamijo.com/index.html

アルプスの雪解け水のめぐみ大王わさび農場

さて、お昼食べたら雨が小振りになってきたので、せっかくだから安曇野らしい景色の所へと、近くの「大王わさび農場」に行くことにしました。安曇野は、水のきれいなところでしか栽培できないというわさびの里です。

一面のわさび畑

一面のわさび畑

ここでは八重桜が満開でした

ここでは八重桜が満開でした

ちょっと謎な彫刻オブジェもあちこちに

ちょっと謎な彫刻オブジェもあちこちに

わさび畑というと伊豆の天城を思い出しますね。浄蓮の滝近くです。そのせいで頭の中にずっと「天城越え」がかかってしまいながらの散策に(笑)

なにかいわくありげな祠

なにかいわくありげな祠

大王わさびの由来

この祠と大王わさびの名前の由来がここに

なんで「大王」わさびっていうんだろうと思ってたら、こんな伝説があるそうな。恐ろしい話じゃのう。

恨みを残して死んだ人を神にして祀るという(菅原道真公とか)日本独特の「怨霊封じ」の事例がここにもありました。

きれいな水の風景

きれいな水の風景

それにしても新緑の中での雨上がりの湿気を含んだ空気は最高に美味しく、水は透明で花々が咲き乱れていて本当にきれいでした。

生わさびも販売しています

売店では生わさびも販売しています

ていうか、何でもわさびです(笑)

ていうか、売店のメニューは何でもわさびです(笑)

わさびコロッケとわさびソフトクリームを食べました。そんなにツンとはこなくて、でもわさびの風味はあって、どちらもおいしかったですよ!

売店の看板猫

看板猫も居ました。カメラ慣れしてます。近寄っても全く動じません

帰ろうかという頃にまた雨が降ってきました。ちょうど止んでいる時間に自然の中を歩くことができて本当に良かったです。でもやっぱり北アルプスの山々の姿を見たかった&もっと散策したかった。安曇野はまだまだ素敵スポットがたくさんありそうです。信州は大好きなので、また何度でも来たいです。

そんな訳で今回のGWの旅行日記でした♪おしまい。

参考リンク

大王わさび農場webサイト http://www.daiowasabi.co.jp/ ※晴れた日の写真もたくさん載っています。

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