見たのはもう先々週だったのですが、なんだかんだで感想アップが遅れてしまいました。
監督 大友克洋
出演 オダギリジョー
江角マキコ
大森南朋
蒼井優
原作の漫画は幽玄で不思議な世界感というか・・・その辺の雰囲気が独特で、映像化されるとなったらどうなるのかと、けっこう期待していたのですよ。オダギリジョーも蒼井優も好きな俳優さんだし。
しかし
しかし
しかし
これは
・・・・。
(つД`)
映画撮るのって本当に難しいんだなぁと・・・ヘンな所でなんだかすごく感心?してしまいました。イメージをカタチにする難しさというのか、映画ってやっぱり監督という人のカリスマというか、こだわりというか、美学というか、どうしてもこう作りたい!という情熱というか、実現力というのか、そういうものが不可欠なんだなぁ・・・と。
AKIRAは面白かったんだけどなぁ。。。まぁ実写は勝手も違うんだろうけど。
と、まぁよく分からない感想ですが、このよく分からなさが映画そのものの感想ともいえたりして(^_^;)・・・ああ、期待してたんだけどなぁ(つД`)
蒼井優ちゃんはすごく良かったです。ちょっとこの世のものじゃない感じの神秘的な雰囲気がよく出てたと思います。
この子はどんな役やっても上手くハマるなぁ?。強すぎない個性がいいのかな?(*^_^*)
それにしてもバレエをやってる人の手の動きって、どうしてこんなに美しいんだろう、と、いつも思います。
江角マキコは・・・イマイチ合わなかったなぁ。。。スタイル良すぎるのが難になってしまうのか?『この世のものではない神秘的な感じ』っていうのがね、ちょっとなかった。
でもそういうと、主役のオダギリジョーも、役柄に合っていそうで合ってなかった・・・雰囲気が出せてなかった・・・。『蟲師』は原作者のオリジナルな想像上の職業?というか、『蟲』と通じることが出来るという不思議な【チカラ】を持った人のことをいうんだけど、なのでどこか人間離れした神秘的な雰囲気が欲しい・・・と私は思ってしまうのです。
それがね・・・ちょっと感じられなかった。。。うーん、まぁ脚本の問題もあるんだろうけど・・・でも蒼井優ちゃんには感じた!
脚本といえば、ストーリーも原作から上手く取ってるんだけど、なんかこう繋ぎ合わせというかまとまりがないというか的が絞れてないというか。
そういう意味で全てにおいて、監督の【こう作りたいビジョン】があまり伝わってこない映画になっちゃったなぁって思いました。。。なんかいろいろ中途半端というか、どこにこだわったのかが分かりにくいというか・・・。
ううむ残念???(>_<)
原作はこちら♪
漆原友紀 著
出版社 講談社
アフタヌーンコミックス
価格 620円(税込)