2018年テーブルウェア・フェスティバルが東京ドームで始まりました!
春のはじめの楽しみに毎年行ってるこのイベント、今年は立春の初日に行ってきました。早速レポートいたします!
- これまでのテーブルウェア・フェスティバルレポートはこちら→テーブルウェアフェスティバル | Rucca*Lusikka
- テーブルウェア・フェスティバル2018公式ホームページ(外部サイト)
2008年から毎年行ってるのですが、今年は初日ということもあってかかつてないほどの混雑でした。景気回復もあるんですかね?景気が良くて活気があるのは良いことです。すっごい疲れましたが(笑)
2018年のメイン特集は「英国 -Style of Life-」
2017年は「北欧」でしたが2018年は「英国」です。イギリスは美しいガーデンとアフタヌーンティーの本場でもあるのでどんなステキなお茶セットがあるのかとワクワクします。
イングリッシュガーデンを模したコーナーのメインを飾るのはイギリスの陶磁器メーカースポード(Spode)。イギリスを代表する陶磁器メーカーでWEDGWOODと並ぶ伝統のあるブランドです。白地に青の鮮やかな色と繊細な模様が美しい!
バーレイ(Burleigh)のティーセット、こちらは青・赤・グレーの細かい小花模様。カジュアルな雰囲気で楽しめそうなティーセット、ああステキ!まとめ買い(できるものなら)したい・・・。
こちらのコーナーにはところどころにかわいいうさぎがお茶会に参加していました。ぜひ探してみてくださいね。
いざ!物販コーナーお買いもの参戦!
今年は「これを買おう」と最初からイメージしてるものはなくて、「良い出会いがありましたら♡」的な感じだったんですが、良い出会いがありまくりで悩ましいことになりました(笑)
それにしても今年の盛況っぷりは本当にすごかった!初日で日曜日だからと思っていたけれど、平日に行った友人もすごく混んでいたと言っていたので、やはり景気回復の影響なのかもしれないですね。
出店してる小さなブースはどこも人がいっぱいでなかなか奥まで入りづらく、心残りもありましたが、良い買い物もたくさんできて(ああ散財)満足です。
それでは今回素敵と思ったグッズを写真でご紹介します。各作品のブランドホームページへのリンクは文末に(わかる限り)掲載しますので、気になる素敵な作品があったらぜひチェックして下さい。
クリエイターさんたちの予約販売コーナー「My Style セレクション」のコーナーから、「glass yuu」桜庭裕子さんの作品です。去年から出店されていて、鮮やかな色合いとかわいらしい模様がとっても印象的でした。
私が「あ、この器いいな」と思うとだいたいそこは信楽焼の作家さんのブース。そんなわけで家にある食器の8割は信楽焼です。
今回はこのくらしのうつわ 炎の味がま店さんのこのコーヒーポットが気になりました。急須にもなるポットで、なんともやさしい水玉もようとカタチ。美味しいコーヒーが淹れられそうです。
瀬戸織部のコーナーは織部特有のグリーンがとてもきれいで、特にうさぎなどのかわいいモチーフを使った作品が多くて毎回楽しみなコーナーです。今回目を引いたのは工房ゆきむしさんのこの器。
か、かわいい!鳥のデザインとその周りの森の木々、お皿の方は少しざらっとした質感なのもいいです。この鳥さんのモチーフで根付とか欲しい。
こちらもいつも人気な波佐見焼のコーナーより一龍陶苑さんのポップなシリーズ。ボーダー柄はカジュアルだけどマットな質感がなかなかシックです。
同じく波佐見焼の西山さんの新作「decor(デコール)」平らなお皿にマーガレットのモチーフ、写真はイエローですが他に紺と赤があって3色並ぶとまたモダンな感じに。
多分今年初出展だと思うLISA LARSON MARKET。リサ・ラーソンさんのモチーフが日本の窯元とコラボした作品がズラリ。こちらは益子焼の「益子の皿(ましこのさら)」。
こちらは波佐見焼の「おさけどり」・・・かわいい!徳利とおちょこのセットです。「豆皿」は同じ柄で三川内(みかわち)焼のものもありました。違いを見るのもおもしろいですよ。
九谷焼「五彩堂」さんの中村陶志人 福雀シリーズ。マグカップやお皿に描かれたものもあったのですが、額絵になってるこの作品にひと際心惹かれるものが…雪に凍える真冬の雀のふっくらした可愛らしさに胸キュン(死語)。
九谷焼といえば絢爛な花鳥風月というイメージですが、こんなに可愛い(すでにもう語彙が限界…)作品もあるんですね。
第26回テーブルウェア大賞~優しい食空間コンテスト~
さてこちらはコンテスト部門。テーブルウェア作家のオリジナルデザインとコーディネイトの出展作品が展示されています。作品タイトル並びに作者名はきちんとメモを取っていなかったため省略(すみません)。目を引いたものをご紹介します。
今回ワタクシなぜか青いものに心惹かれている気がします。こちらは青いお皿とあじさいのモチーフがステキだったテーブル。こんなテーブルクロス欲しいです。
ハロウィンというと子どもや若者のにぎやかなお祭りというイメージですがこちらはシックに大人のコーディネート。足の長〜いグラスと三日月型のお皿にちょっとユーモアがあってハロウィンらしさが。センスよくてステキだなぁと。
あとで調べたらこちらコーディネート部門大賞・経済産業大臣賞受賞作品でした。端午の節句のお祝いテーブルですね。今年はテーマが「祭事を愉しむテーブル」と「麺を楽しむ’食卓’コンテスト」とふたつあって、それぞれ趣向を凝らした作品が多かったのですが、そのせいか「和」テイストが多めだったかなと。
和テイストもいいけど、私はテーブルコーディネイトを見るならシックよりも、「カラフル」「ごちゃごちゃ」「おもしろい」感じのものが好みなので、そういうのが少なくてちょっと残念でした。
そんなわけで?オリジナル作品賞の中で一番好きだったのはこれ!
目玉焼きがすでにのっているお皿です(笑)
目玉焼きの質感がとってもリアルで美味しそうなところも素晴らしいのですが、作品コンセプトに「日常のありふれた光景に少し笑いが起こりそうなユーモアを」という思いで作ったというメッセージがあって、たしかにこの作品の前に来た人たちみんな微笑んでいて、食器というものにはそういうしあわせ製造成分が欠かせないよな〜ってあらためて思いました
毎年のお楽しみな著名人作品コーナー
テーブルコーディネートには各回の著名人たちが参加し、それぞれのキャラクターならではな作品が展示されています。ここも毎年大きな楽しみのひとつ。
石坂浩二さんはほぼ毎年出展されていますね。今年はビールバー?ご自分で描かれた絵画も毎回飾られています。
篠崎史子さん、美術館にあるような素晴らしく芸術的なハープが一緒に展示されています。テーブルは銀のティーセットでゴージャス!よくよく見ると・・・
小物類のお人形がみんなハープ弾いてるんです(笑)猫もうさぎも!篠崎さんどんだけハープを愛しているんですか!私こういうのすっごく好きです!
車好きな男性らしいこのモダンなお部屋は誰?…なんと雅楽師の東儀秀樹さん。カッコイイですね〜!奥のコーヒーを入れる装置?がとても気になります。どんなコーヒーが入るんだろう??
このラブリーなテーブルはタレントの小倉優子さん(焼肉テーブルではなかった)。スモーキーなピンクが素敵です。私はこのテーブルの横に置かれた
こちらのお子さま用のテーブルも好き。ママと子どもたち両方楽しめるパーティですね〜!
いけばな作家で空間プロデューサーの竹中麗湖さん、和モダン+花の、赤と黒、そして「間の空け方」バランスの絶妙なセンス!スキのないコーディネイト。真似ができない領域です。
書家の紫舟さんの作品。書を扱う人らしくガラスの文字がシャンデリアのように…斬新です。迫力&インパクトはナンバーワンでした!
そして、著名人コーナーで忘れてはならないのが我らが黒柳徹子さんの、毎回度肝を抜くゴージャス&ユニークなテーブルコーディネイト!
今年もビーズ刺繍デザイナー田川啓二さんとのコラボ作品です。豪華な振り袖を背景にバーン!バーン!(語彙が擬音しか残ってない)
ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
このお着物&お着物ドレスはみな徹子さんのお衣装なのかしら?とにかく一部のスキも見せない豪華さ。徹子さんは毎回驚かしてくれます。もうね、大好き!
著名人の方々のコーナーはそれぞれに個性豊かで、職業への愛が感じられて、なによりもご本人がものすごく楽しんで作られたんだろうなというのが伝わってきて本当に楽しかった!
2018年テーブルウェア・フェスティバルまとめ
そんなわけで今年も大充実の一日でした!
今年は2月12日(月・祝)まで開催です。気になった方はぜひおでかけくださいね!
かなり長くなってしまったので、紹介しきれなかった番外編と私の戦利品紹介は次回にしたいと思います(ここまで書いてもはや息切れ…)
最後にご紹介したメーカーや作家さんのサイトへのリンクを載せておきます。公式ホームページではないもの(探せなかった)もありますがご了承下さい。
参考リンク
- テーブルウェア・フェスティバル2018公式ホームページ
- スポード:Spode Official UK Site | Tableware, Gifts, Homeware
- バーレイ:Burleigh Pottery | handmade for a reason
- glass yuu ~グラスユー~
- 信楽焼き窯元「炎の味がま」
- 工房ゆきむし インターネット瀬戸焼売場 | 瀬戸焼を買う | 瀬戸焼振興協会
- 波佐見焼:株式会社 一龍陶苑 器作りはよろこびつくり夢創り
- 波佐見焼:NISHIYAMA | 株式会社西山
- リサ・ラーソン:LISA LARSON
- 九谷焼作家「中村陶志人(なかむら としと)」商品一覧 - 九谷満月
過去のテーブルウェアフェスティバルのレポート一覧はこちら
- 2008年から毎年行っています Ruccaのテーブルウェア・フェスティバルレポート