ノート術シリーズも4回目です。ノート術と言いながらどっちかというと精神論的な内容が多かったのですが、今回は具体的なノートの書き方について書こうと思います。
とはいえ、私のノート術は岡田斗司夫さんの「スマートノート」術がほぼ7割+マインドマップ+私なりのアレンジなので、岡田斗司夫さんの本とマインドマップ本を読んでいただくのがいちばん間違いがないのですが、2冊読むのはそれなりに大変なので、まずは「とっても簡単版」として「Rucca的スマートノート術」をご紹介したいと思います。
…とはいえ私はスマートノート歴まだ1年半に満たない若輩者です。
ワタシ以上のスマートノートの達人はたくさんいらっしゃるので、大変おこがましくもありますが、このブログを見て「自分にも続けられそう」とか「さっそく本を読んでみよう」とか思って下さる人が増えたら嬉しいなぁと。
なぜなら私にはノート仲間を増やしたいという野望がありますので・・・ふふふ(謎)
では、スマートノート術について簡単なまとめを書いていきます。くどいですがこれはあくまでも「私なりのまとめ」です。気づいてない誤解点などが含まれてる可能性があります。
なのでこれを読んで興味が出たらぜひ本も読んでくださいね。
はじめに:スマートノート術とはおもしろき人になるためのノート術
スマートノート本には「あなたを天才にする」というコピーが書かれていますが、私はここで言う「天才」を「おもしろき人」と考えています。
私にとっての「おもしろき人」とは、なにを見ても楽しめて、誰と会話してもおもしろくて、本も、映画も音楽も、歴史も、社会情勢も、過去も未来も語れる人のことです。
そしてそういう人の話を聴くのはものすごく楽しい。わかりやすい語り口の中に、豊富な知識、独自の見解、無限の話のつながり。どんなことを聴いても深みのあることばかり。
おもしろき人とはそんな、なんでも「自分の見識」として語ることができる「自由自在」な人のことです。
スマートノート術で身に付く力は「自分の頭で考える力」です。
考える力が身につくと、まず
→ 「話しや文章がおもしろくなる」
→ インプットした情報が「考える」ことで「知識」となり、それが自分の「見識」となっていく
→ なんでも語れるし、なんでも助言ができるようになれる
「おもしろき人」とは「考える人」です。たとえば本を1冊読んだだけでも「考えない」人に比べて、1冊の本から受けた知識や情報で広がる「世界」の大きさがまるで違う。
おもしろき人はその「見識」で周りの人を楽しませ明るく幸せにする。
どうせ人生を生きるなら、「おもしろき人」になって生きたい。そして「おもしろき人」への第一歩は、まず「考える力」をつけることです。
さて、ではスマートノートでどんなふうにその力をつけていくのでしょう?
スマートノートでは1から7までのフェーズがあります。1から7までの道に近道はありません。毎日コツコツと基本に習って武道の鍛錬のように、繰り返し繰り返し「考える力」をトレーニングしていくのです。
ノートは手書きです。
「手」を使って「書く」ことで、思考を「肉体化」させていくのです。
第1フェーズ【基礎】5行日記をつける
いきなりノートの達人&「おもしろき人」にはなれません。まずは毎日ノートを広げて手書きで文字を書く、この習慣から身につける必要があります。
最初は1日5行、まずその日の出来事の日記をつけます。
上の画像は一例です。1日5行、簡単でしょ?
●ノート見開き2ページの、右ページにその日の行動を名詞+動詞で5つ書く
●左ページには、その行動で感じたこと、今瞬間の気持ち、覚えておきたいメモなどを書く
●ウソは書いてはいけません。ウソを書くくらいなら書きにくいことは書かないほうがいいです
●書いたあとは忘れてOK。またノートを開けば思い出すのだから
でも帰りが遅くなって眠かったり、ネットやテレビドラマに夢中になってうっかり忘れちゃったり、けっこう毎日続けるのって大変です。だけど1日5行、まずは毎日続けられる状態になるまで続けてください。
スマートノートの書き方の決まりは
- 見開き2ページで使うこと
- 右ページから左ページに書くこと
です。なぜ右ページから書くの?と思うかもしれませんが、この先、この書き方がさらに意味を持ってきますので、今は「そういうものだ」と思って続けてください。
毎日続けられるようになったら第2フェーズに続きましょう!
第2フェーズ【基礎】5行日記を採点する!
第2フェーズでは、今まで続けてきた5行日記の採点をします。
採点は全部で6段階。0点から5点までです。
思い出すだけで顔がニヤついちゃう…5点
楽しかった…4点
ふつう…3点
楽しめなかった…2点
つまんなかった…1点
ダメだ。思い出したくない…0点
この、自分の行動に点数をつけていく方法をしていくうちに、自然と、
点数が低かった行動をしなくなる
のです。採点は「毎日の平均点を上げる」ためのものではなくて、点数の低いことをしなくなるためにするのです。そして自然と点数の高かった行動を選ぶようになっていきます。
第1フェーズ同様、右ページにはその日の行動を5つ書いて採点をする。でも左ページに書くことに悩んで来ませんか?
左ページも第1フェーズとおなじく、右ページの行動について自分からの一言コメントや忠告、ホメ言葉やツッコミ、などを書きます。採点があると左にその理由を書くこともできますね。
次の第3フェーズに向けて、左ページを書く力もつけて行きましょう。
これは私の今までのスマートノートです。現在8冊目。
ノートの形態、大きさ、書き方、ものすごい試行錯誤していますが、最近やっと落ち着いて来ました。
今は第3フェーズの書き方をマインドマップ形式で書く事が基本スタイルになっていますが、5行日記+採点もまだ続けています。
第3フェーズからがいよいよ本格的な「スマートノート」の本領が発揮されていきます!!
とりあえず今回はここまで。まだまだ続きまーす!
新シリーズ「おもしろきおとなのためのノート術」はこちら