今日も満開の桜です。キレイですねぇ??。
昨日は母と、父が入院してる病院に行ってきました。入院して約3週間・・・まだ3週間なのかとも思ってしまいます。
いろいろな検査をしましたが結局原因はわからず・・・。今後の見通しも立たず、といった感じです。人間の病気ってまだまだわからないことがいっぱいあるんですねぇ。。。
父が入院したので、母の父への介護の負担や心配はなくなったのですが、こういう状況なので母も落ち着かず、ひとりではお見舞いにも行けないと言うので、私の休みに一緒に行くことにしました。
「なんでお父さんはこんなになっちゃったのかねぇ。」
と、先生を待つ間、母とそんな事を話していましたが、もちろんわかりません。
アルコールの病院にいるくらいだからやはり原因はお酒なんでしょうが、そういう患者さんをいっぱい見てる専門の病院でもわからない、と言われたらやはりお手上げです。現在の状態になってる原因が検査では出てこないそうなのです。
父はお酒が大好きでしたが、いわゆる「お酒が入らなければいい人なのにねぇ」というタイプではありませんでした。飲み方によっては短気になって怒りっぽい時もあったけど、おおむね「ごきげん酒」で、飲んでは豪快に笑い、眠くなってコロンと寝ちゃう、というタイプでした。
ただ量は多かった。
自営業だったせいか、仕事中でもひと段落すると一杯、という感じで、今思うとぞっとしますが酔っ払い運転もしょっちゅうでした。飲みすぎ!といって母にコップを取られても自分で酌んできちゃうし、母がお酒を買わなくても自分で(普段買い物もしないくせに)酒だけは買ってくるし、一升瓶は3日で空けるペースで飲んでたみたいです。
お酒を飲んで家族に暴力を振るう、とか、まともに働けなくなった、とか、そういうのがあれば家族がアルコール依存症を疑って、危険信号を本人より早く出していたのかもしれないけど。。。
おととし大きな病気をして、煙草はすっぱりやめられたのですが、お酒は止められなくて退院したらまた飲みだして、仕事も引退して家にいるのでどうしても飲む量が増えて行っちゃったのかもしれない。
いろいろ調べたけど、アルコール依存症っていうのは深い病気なんだなぁ。
昔はアルコール依存症は「アル中」って言われて、精神力が弱いからとか言われてたけど、今ではそうではなく、体質的な病気ということらしいです。父の兄弟もアルコールが遠因で亡くなっているので遺伝的なものもあるのかもしれない。「お酒が強い」というのは怖いことかもしれない。アルコールの習慣性、中毒性は、覚せい剤やコカインなどのドラッグと変わらないのです。
日本人は酒飲みに基本的に甘い、というのは私は同感です。これからの季節、また急性アルコール中毒で運ばれる若者が増えるんだろうなぁ。
私も母も父のお酒にやはり甘かった・・・まぁ言っても聞く人じゃなかったし、家にお酒を置かなくても外で飲めるところはいくらでもあるし・・・。
なので父は父の責任で飲んだのだ、今の状況は自己責任だ、と、言えるほど家族はやはり割り切れない。苦しんでる姿を見るのはつらい。
「なんで飲んじゃうんだろうね・・・」
「それがそういう病気なんだろうねぇ」
「なんでこんなになっちゃったんだろうねぇ」
「先生もわからないんじゃ、私らもわからないよね」
同じ質問と答えを、母がしたり私がしたりの繰り返しです。
人は病気で死ぬんじゃなくて、死ぬために病気になるのかな。
なんだか年をとる事ってせつないなぁ。。。