最近読んだ本&マンガについてつらつらと・・・。
ファースト・プライオリティー 山本文緒 角川文庫
31になる短編小説集で、どれも31歳の主人公が出ている、それぞれの『ファーストプライオリティー』にまつわるいろんなお話。
なにをおいてもこれだけはと思える、自分の中の『最優先』に気付いていく話ばかりがちりばめられていて、それぞれに読み応えあって面白かったです。
昔、何かで聴いた、多分岡村孝子の歌に、
♪大切な物なくしてまでもプライド選んだ
という歌詞があったのを覚えてるんだけど、(曲の内容やタイトルは思い出せないんだけど・・・)多分、この曲のこの人にとってのファーストプライオリティーは『プライド』だったんだな。と、突然唐突に思った。ファーストプライオリティーをしっかりと持つ事は、もしかしたら二番目以降のすべてをなくす事にもなるのかもしれない。でもそういう決断を人生で一回でも持てたら、きっとうんと強くなれるね。(^^)
私はわりと、女性の作家さんの小説は短編が好きです(ハズレもありますが)。
ハチミツとクローバー ???巻 羽海野チカ 集英社
これは、マンガですが。しかも最近とても人気があるようで、普段コミックを置いてない本屋さんにもあったりしますね(^^)
同じ大学に通う学生のいろんな話・・・的なのは、私が好きなマンガでは他に『動物のお医者さん』がありますが(こっちは恋愛話は皆無ですが)、こっちは美大生です。
ぢつわ私はマンガ好きではありますが、最近の少女漫画はオバちゃんもうついていけないよ・・・なかんじでほとんど読んでないのです。でもこれはすすめられて読んだのですがおもしろいね?。内容はベタなのですが、ギャグのセンスとかツボだし、なんかこう、キラキラ感とかとてもイイです!!
マンガといえば、で好きなマンガとか。
兄がいたので、物心ついた時にあった漫画は当時絶頂期の少年チャンピオン。『ドカベン』で里中君のファンになり(^^;、つづいて『球道くん』と、水島新司の野球マンガにどっぷりつかっていた小学生時代。
とはいっても少女なので、しっかりと『キャンディキャンディ』も全巻持っていましたよ。あの頃は私はアンソニー派で、テリィはスザナを選んだからキライ!だったです。
でも大人になってから再読したら、全然読み方が変わったんですよ??。テリィがスザナを選んだのも今ならわかってあげられるわ・・・って感じ(^^;;。ていうか、キャンディのエライ所はしっかりと自立した女でもあるっていうことなんですよね。だからこそ身を引く事ができた、というか。
いいのか?キャンディ?と思ったものですが、きっとそうする事がキャンディにとってのファーストプライオリティー(^^)なんだな、と。
今読んでもとてもいいマンガだと思うのですが、これまた大人の事情やらでキャンディの単行本は古本屋さん以外では入手しにくくなっています。残念ね。
引越ししたりなんだりで、ほとんどが実家に置きっぱなしになってはいるのですが、これだけは持っていかないと、と、文字通りオヨメにいっても持っていくマンガ、がけっこう本棚に並べられています。
『萩尾望都全集』(全集ですよ!)とりわけ好きな『百億の昼と千億の夜』は愛蔵版で所有。愛しすぎて簡単には語れない。
『ガラスの仮面』 マヤの年どころか真澄さまの年まで追い抜いた今日このごろ。完結の予感が全くしない。最新刊で桜小路君がケータイを持っているのを見て、深い感慨を覚えた。
『日出処の天子』 文庫版で揃え直した。ラストの毛人が去って行くときに地面がビシビジひび割れていくシーンは、その昔男とケンカして立ち去った時にフラッシュバックされたおもひでが・・・。
『ぼくの地球を守って』 長い話だったけど、最終話で救われた。迅八けっこう好き。
『CIPER』 「あたしにできることはなにかない?サイファのためになにかしたいの」アニスのこのセリフに号泣したものです。
『あさきゆめみし』 源氏物語の漫画版。田辺聖子氏版の源氏も読みましたです。瀬戸内寂聴氏訳よりも私は好き。『あさきゆめみし』は田辺訳的解釈で描かれていてスッキリと好きです♪
『X-ペケ‐』 4コママンガ。実はけっこう4コマ好き(^^)
その他『月の子』 『超少女明日香』など、こうしてみるとやっぱララ・花とゆめ系が結構多いんだなぁ。他にもいろいろ持ってたんだけど、わざわざ持ってくるとなると。
最近Zetsuが『MONSTER』や『20世紀少年』とか『スラムダンク』などを大人買いしたので、心ひそかに『聖闘士聖矢』も買ってくれないかな?と思っている今日この頃。(’▽’)
買おうとまでは思わないけど、もう一度まとめて読んでみたいマンガっていうのもけっこうあって、これはやはしマンガ喫茶デビューをするしかないかしら。
まだ一度も行ったことはないんですが。ドキドキ!?(’▽’)