先日テレビを見ていたら、落語家の春風亭昇太さんの家へのお宅訪問!的な番組をやっていて、その中で昇太さんが「鯖カレー」なるものを作ってレポーターさんたちに振る舞っていた。
鯖の缶詰を開けて、鯖を軽くほぐして、お鍋に入れて水入れて、煮えたらカレールーを入れるだけという簡単料理だったんだけどこれが美味しそうでした!
これこそ「男子ごはん」だよなあ。
テレ東でやってる、栗原心平さんと国分太一くんの料理番組「男子ごはん」も好きですが、あっちはカニクリームコロッケを家で作っちゃう系の男子ごはん。
私が思う男子ごはんとはやっぱちょっと違うのだ。
最近、料理研究家の土井善晴さんが「一汁一菜でよいという提案」という本を出されて、家庭料理は「ごちそう」じゃなくてもいいというそのメッセージに、多くの主婦(主夫)が「よくぞ言ってくれました!」と喜びましたがもちろん私もです。
趣味としての料理と、生活していくための料理は違くていいよね。
では「奥さまラクチン料理」=「男子ごはん」かというとそうじゃなくて・・・私の中での正しい男子ごはんは「手抜き」とか「ズボラ」系ではなく、なんというか、女にはなかなか出来ない発想上の料理というのか。
だってカレーの具が鯖缶だけってどう考えても男の発想じゃないですか!(個人の感想ですw)
言うなれば「よつばのとーちゃんが作るソーセージ丼」みたいなものというか。
これは「よつばと!」というマンガに出てくるご飯なんですが、父子家庭の父ちゃんが作るソーセージと目玉焼きと海苔がのってる丼らしい。このチョイスは女の発想からはでてこない気がする。
まあその辺の定義はどうでもいいので鯖カレー紹介します(笑)
煮込まずにできる時短カレーでもあった!
そんなわけでこの昇太師匠の鯖カレー、テレビでは詳しい分量の解説はなかったんだけど、まあカレーだしアバウトでも失敗はないでしょう。
4皿分作るとして
- 鯖缶・・・2缶
- お水・・・鯖缶いっぱい×2(少なかったら足す)
- カレールー・・・4皿分(水に合わせて。少なめでいいかも)
- 山椒・・・少々
材料これだけだった。鯖缶はスーパーで売ってるごく普通のもの。作り方は最初にも書いたけど鯖を軽くほぐしてお水入れてお鍋で煮てルーを溶かすだけ。
鯖の旨味がすでに入っているし、お肉もにんじんなどの根菜もないから煮込み時間はいりません、10分もあれば完成です。
うまい!
「食べる時に山椒をかけて」と昇太師匠が言っていたので、たぶん生まれて初めてカレーに山椒をかけてみましたが、なかなかいけます!
カレーの辛さは麻婆豆腐の辛さとは違うんだけど鯖カレーには合いますね。あと鯖缶の中に入ってる骨がカレーの中でなかなか良い食感。
ダンナが「味噌をちょっと入れてもおいしいかもしれない」というので、サバの味噌煮缶で今度作ってみようかな?
この昇太師匠の鯖カレー、ググってみたら去年も何かのテレビ番組で紹介していたらしくレシピがいくつか見つかりました!
それによるとどうやら鯖の味噌煮缶で作るほうが正しかったらしい、あとおろし生姜も入れるそうです。味噌煮缶のときは生姜もあったほうが確かに良さそう。
とにかく鯖缶とカレールーとごはんさえあればすぐできるのがよいです。
実はこれ二日目がさらに美味しかった!
次の日すぐチンできるようにとご飯にカレーを乗っけた状態(横着)で冷蔵庫に保存したのだけど、汁気をご飯が吸ったのかドライカレーぽい感じになり、見た目が自由軒の「インデアンカレー」に似ていたため、生卵を落として混ぜて食べてみたらけっこうイケた!
そんなわけで二度美味しくいただけますのでぜひお試しあれ。
難点をひとついうと、見た目に華が全然ないのでSNSには向きませんw ググった先のサイトにアップされていた再現鯖カレーにはパセリが乗ってたりと、見せ方を工夫して撮られていました(笑)
春風亭昇太師匠といえば…「城」
昇太さんは落語界でも「師匠」ですがお城ファンにとっても「師匠」であります。お城好きとしても大変有名で「城歩きのススメ」という本も出しているのですよ。
去年のクリスマス3連休に横浜パシフィコで「お城EXPO」というイベントがあって、昇太師匠とお城ファンにはおなじみの城郭ライターの萩原さちこさん、奈良大学城郭考古学者の千田嘉博教授のトークショーがあったのですがこれが本当におもしろくてマニアックで楽しかった!
こちらのトークショーへはイベントの取材で行ったのですが、元々私はお城好きなので仕事と言いつつ存分に楽しんできてしまいました。
良かったらこちらの記事もぜひご覧くださいませ♪
その他関連リンク
- 春風亭昇太さんの、サバ缶カレーのレシピ。3分で完成。 | やまでら くみこ のレシピ
- 「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴さんがたどりついた、毎日の料理をラクにする方法|KOKOCARA(ココカラ)−生協パルシステムの情報メディア
- 【まんが飯】よつばと!のソーセージ丼を作ってみた! – 明日こそ、定時
春風亭昇太師匠のお城本
あとがき
特に料理が趣味というわけではないけど、基本自炊なひとり暮らし歴の長い男性に美味しい男子ごはんレシピが眠ってそうな気がする。でも彼らはSNSにアップなんてしないんだろうなぁw