なんとなくぶわっと思いついたことをまとまらないまま書くので、この日記の行方をどう締める気なのかワカリマセンが、とりあえず書きながら考えて行こ〜ってなわけで進めていきます。
テーマは『時間軸とは』・・・うはは壮大だ!・・・もうまとまらない気分でいっぱい(ノ∀`)
私のように平々凡々に、なおかつノンアクティブな人間でも30ウン年生きてきてるとそれなりにたくさんの人に出会ってきてるわけですよ。
そんなわけで『川の流れのように』とか『時代』とかの歌の意味がわかり始めてきたような今日この頃なワケです。
たとえば同じ年に生まれた人は、学年が一緒になるという縁のなかにいるし、同じ会社に入った人、同じ趣味を持った人、同じアーティストを好きになった人、いろんなつながりが生まれてきてるわけです。
そんななかで通りすがってしまうのではなく、友達として、恋人として、伴侶として、より深く『かかわる』人に共通するのって、よく『縁があって』とか『タイミングがあって』とかいうけど、そういうものについてちょっと想いをとばしてみました。まあその、ヒマなので…(ノ∀`)
遠距離になる恋をあきらめさせる年の差
ずっと前にテレビで、キスイヤ!だったかな〜?そこに出てたカップルで、ちょっと記憶に残ってる2人がいます。
男は19歳、女は26歳のカップルでした。彼と彼女は専門学校で知り合い付き合うようになったんだけど、彼が今度アメリカに4年間留学に行ってしまう。彼は彼女の事が本当に好きで、
「絶対に俺の気持ちは変わらない、全然心配する事ない、オレは必ずビッグになって帰ってくる(やや昔の吉田栄作風)、そして彼女を幸せにする」といささかの迷いもない様子。
でも彼女は違う。彼女は年の差を気にしてるし、自分の適齢期も気にしてる。なので彼とは別れなければいけないと思っている。
そんな2人・・・ああきっと彼はこのあと結局振られてしまうんだろうな・・・と思いました。
しかし何でだろう?2人はとても愛し合っている、でも4年の別離をやってみる前から彼女はもうあきらめている。彼がどんなに誓いを立てても彼女に届かないのはなぜだろう?
彼にはなぜ彼女が不安がるのかを理解できない・・・←たぶんこの辺が彼女に振られてしまった原因になってると思うんだけど、彼がそのことを理解できるのはきっとずっと後になってなんだろうな・・・。
どこまでも縁がない二人
もうひとつ、唐突ですが『伊勢物語・第86段』
*これは俵万智さんの『恋する伊勢物語』ちくま文庫 を読んで書かせて頂いてます。
『いと若き男と女』が昔一時ちょっと付き合ってた。今でいうと10代の恋愛?結婚を考えるわけでもなく、好意を持ちながらもそれ以上の盛り上がりもなく、なんとなく中途半端なまま疎遠になってしまった・・・という感じ。
何年かたって、男がふと女に手紙をよこします。
いままでに 忘れぬ人は世にもあらじ おのがさまざま年の経ぬれば
『私たちのように離れて時間が経ってしまったカップルで、すっとお互いに忘れないでいるなんてこと、この世にはありえませんよね』
といった意味らしく、ヨリを戻したいのか単なる挨拶なのか正直良くわからない。
きっと男はなんとなく彼女のことを思い出し、元気でいるかな?俺のこと今はどう思ってるかな?聞いてみたいけど、もうまったく眼中になかったとしたらあまり思わせぶりな事書くのも恥ずかしいな・・・。でも知りたいな・・・てな感じの気持ちで出したんじゃないかな?
で、結局のトコロ、女からもこれといった返事はなくてこれきりになってしまった・・・実は2人とも会おうと思えば会えるほど近くにいたのに・・・という結末でおしまい。
俵さん曰く、『二人の縁のなさが感じられてならない』というお話でした。ううむ。
距離だけでなく時間も離れていく二人
もうひとつ、これは『ほしのこえ』というお話。
*これは、新海誠さんという方の自主制作のアニメーションとして前に話題になった作品ですが、手元にあるのは漫画版なのでそれを参考に書いてます。
中学の同級生で、伊勢物語の二人のように『好意を持ち合いながら』宇宙と地球に別れ別れになってしまった『ミカコ』と『ノボル君』。
ミカコは選ばれて宇宙へ、ノボル君はそのまま普通の高校生として、二人はメールでお互いの絆を確かめ合うんだけど、だんだん地球から離れていくミカコからのメールはだんだんと時間が空いていってしまう。
20世紀のエアメールみたいだね・・・と言っていたのが3ヶ月、半年、1年、と開いていく、ノボル君の同級生達はミカコのことを忘れていく・・・ノボル君も来ないメールを待つ日々が辛くなっていく。
ミカコは8.6光年のワープの前にノボル君にメールを送る・・・1年後、ノボル君はそのメールを受け取る。
『これからはメールが届くまで8年7ヵ月かかることになるの・・・』
『帰って会いたい』
『ノボル君に会いたい』
光の速さで8年かかる距離なんて永遠ていうのと何も変わらない。決して僕らの時間はあの頃と同じようには流れないと、忘れようとしたオレと違って・・・・オレは・・・・
ノボルくんは『それでも諦めていなかった』ミカコに、
『俺も宇宙を目指す事に決めました・・・何年かかるか分からないけど 会いに行こうと思います』
と、8年7ヵ月先の未来にいるミカコに、メールを送ります。
同じ頃?ミカコは8.6光年の彼方からノボル君にメールをします。
『25歳のノボル君こんにちは 16歳のミカコだよ』
『私は今でも・・・・ ――――― ノボル君のことすごくすごく好きだよ』
そんなお話です。もちろんこれをSFといえばそれまでなんですが、どうしようもないくらの『距離』とか『時間』とか『タイミング』とかを、すべて超越して結ばれている絆というのを感じられるお話でとても好きです。
ええとさて、そうそう『時間軸』について考えていたのでした。。あせあせ(^_^;)
たとえばキスイヤのカップルも、伊勢物語のカップルも、うまくいく二人ならうまくいってるんですよね。『縁』がある、ない、といったらそれまでなんだけど、では『縁』ってなんなんだろう?ふたりの『時間軸』が合ってるっていうことなのかな??
16歳と26歳の時間軸は合わない確率のほうが多いけど、同じ10歳差でも36歳と46歳は合う確率は高くなる・・・そんな感じ?
20歳同士の時は合わなかったけど、30歳同士になったら合った、とか。
20歳同士の時はAという出来事が起きてもなにもなかったけど、30歳同士の時にもう一度Aという出来事が起きたら劇的に変化した、とか。
ノボル君とミカコの絆はただのファンタジーなのかな?
自分の来た道を振り返ると、けっこう回りは絶壁でちょっとのタイミングでいつでも崩れてしまうような所を通ってきてたんだなぁって思うのよねん。もう一度歩こうとしても絶対無理!みたいな。
なんかこう、人との出会いとかって、あんまり無理して継続させようとか、忘れようとか、広げなくっちゃとか、消そうとか、意思を持つよりも・・・意思を持たなくてもなるようにしかならないというか・・・そういえばそんなことって全然発見でもなく当たり前のことで・・・。
うはははは:*:・( ̄∀ ̄)・:*: ←結局まとまらなくて笑ってごまかしている。
感情に従ってもいいんだ。感情に従う事はべつに悪い事じゃないんだ。情動的に生きるほうが人生は楽しいんじゃないか?そんな風に思ったわけであります。
でもね、このみっつのエピソードは、なんとなくずっと心に残りそうなのよね♪
ヒトノエントハフシギナモノデ。