記憶に残るもの | Rucca*Lusikka

rucca-lusikka(ルッカ*ルシカ)ブログTOP

横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

トリノオリンピックは時間が微妙なせいか、ほとんどリアルでは観ていないんだけど、女子のフィギュアスケートが盛り上がってきましたね。

小学生の時『銀色のフラッシュ』や『愛のアランフェス』といったスケート漫画が大好きだったので、フィギュアスケートはテレビ中継などあるとけっこうチェックしてました。前にも書いたけど、アイスダンスのトービル・ディーンペアの『ボレロ』にはほんとうに鳥肌が立つほど感動しました。それまでアイスダンスというのすら知らなくって、ジャンプもリフトもないアイスダンスはなんだか地味で、滑ってる人もなんとなくおばちゃんおじちゃんで(すごい失礼)、中継もあまり無かったから本当に『ボレロ』を観れたのは偶然だったのですが(しかも街頭のテレビ)。

どんな演技だったのかというと、文章で説明することは素人の私には無理なんですが、最終滑走でもないのに審査員全員が満点をつけた、というのが今でも伝説になっています。

フィギュアの採点方法って今はなんだかとても複雑で、プログラムの構成や曲も点数に入るのだとか・・・なんだかそれってスポーツなのか?っていう気がしなくも無いんですが・・・。技術とか身体能力とかだけじゃなくて『感動』を採点するのって難しいよなーって思います。が、『ボレロ』には満点以外つけられないほどの静寂と感動がありました。

転んでももう一度気迫でトリプルアクセルを跳んだ、アルベールビルの伊藤みどりが銀メダルを取ったのも、今回のトリノで大きく転倒して演技を中断しながらも、再び滑り出した中国のペアが銀メダルを取ったのも、転倒という減点を超える感動が点数を動かしたっていえるんじゃないかな?

村主選手がよく言う『感動してもらいたい、記憶に残る演技がしたい』というのはきっとそういうことなのかもしれないですネ。

曖昧な所はあっても、ある意味スポーツであって芸術でもあるフィギュアスケートの『物語』は面白いと思います。(^^)

あ?ボレロもう1度観たいな?。DVDとかになってないのかしらん。。。

リレハンメルのエキシビジョンで再び踊った時のビデオが実家にあるはずなんだけど、もう腐ってるかもしれない(;´Д`)。

リレハンメルといえば、10年前のサラエボで金メダルを取ったカタリナ・ビットが現役に復帰し、内戦中のサラエボへと反戦の思いをこめて踊った『花はどこに行った』がとても印象に残っています。

全盛期から10年、もう二種類のトリプルしか飛べないかつての女王でしたが、美しさは変わらずに、真っ赤な衣装で、おなかを押さえながら拳を握って踊る迫真の演技から伝わるのは、彼女の強烈な反戦へのメッセージでした。『点数』でいえば彼女は7位でしたが、やっぱりいつまでも『記憶』に残ると思います。

でもこの時優勝した16歳のオクサナ・バイエルの可愛い容姿と正確なジャンプ、バレエをやってた人独特の美しい手の動きも記憶に残っています(^^)

さてさてトリノです、リアルで観るのは難しいですが(^^;女子フリーの演技が楽しみですね?♪

,