今日は死ぬのにもってこいの日。 | Rucca*Lusikka

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横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

最近、ゼツの両親や自分の親と立て続けに会ったせいか、なんとなく『老後』というものについて考えてみたりしました。幸いどちらの父母も元気で夫婦二人暮らし、今はどちらも仕事を引退し、つつましい年金暮らしをしています。

私と同年代の友達の親が、亡くなったという知らせがちらほら聞こえることが多くなってきた今日この頃。そういう年なんだな自分は、と思うと同時に、親が確かにもう『老人』である事に愕然としたりします。

おそらくは、どちらの父も母もこのまま平穏な老後を送るんだと思います。どちらの兄夫婦にも子供がいるので孫の成長を楽しみにしつつ、どちらも下町なので隣近所と賑やかに仲良くやりつつ・・・そうであってほしいです(*^_^*)

はてさて、では自分はどんな老後がおくれるんだろう?

うーん、正直そんなに真剣に考えた事が・・・ナイ。。。自分だけは年をとらないと思ってるわけじゃないけど。子供がいないのでおそらくずっと夫婦二人。揃って元気で揃ってポックリ♪が理想だけど、そればっかりは自分で何とかできる事じゃないしなぁ。

とりあえず確実なのは、自分たちを看取るものがいないということと、そういう年寄りがたくさんいる世の中になっているであろうという事。

このまま少子化が進んだら大変だ!と、いろいろ対策がされてますが、流れを止める、変えることを考えるよりも、流れの行き先を今のうちにより快適に、を考えるほうが大事なような気がするんですけど・・・。ていうか流れって小手先では変わらない気も(何もしないよりはいいけど)・・・心の問題に入ると思うんですよね。

前に、私の好きな小説家の宮本輝先生がBBSで、自分の死について、何歳でどんな風に死ぬというのを決めた、…で、先生の奥様もそれを決めて、奥様は先生の死の一年後に死ぬと決めた、ということを書かれました。

決めたといっても別に、その年になったら自決する、とかそういうニュアンスではない事は当然承知ですよヨ。

*記憶を頼りに書いてるので正確ではないかもしれません*

私はそれを読んだときに、ああ、自分の死を考えるっていうのはなんとなくタブーな気がしていたんだけど、考えないで生きるのと考えて生きるのではおのずと生き方が違ってくるのかもしれないな・・・という感想を持ったのでした。

でも中には『死(寿命?)というものは人間の考える事じゃないと思います』という意見の人もいました。

今日は死ぬのにもってこいの日だ。

生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。

すべての声が、わたしの中で合唱している。

すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。

あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。

今日は死ぬのにもってこいの日だ。

わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。

わたしの畑は、もう耕されることはない。

わたしの家は、笑い声に満ちている。

子どもたちは、うちに帰ってきた。

そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。

この詩はネイティブアメリカンの古老の伝承をもとに書かれた詩だそうです。輝先生の著書の『ひとたびはポプラに臥す3巻』に紹介が載せられていてます。

今日は死ぬのにもってこいの日
今日は死ぬのにもってこいの日

『今日は生きるのにもってこいの日だ。あの詩はそう語りかけてるんや。』

と、先生は息子の大介さんに、この詩についてそう説明したそうです。

なんだかいろいろ考えてるうちに、この詩の事を思い出しました。こんな風に死にたい、はこんな風に生きたいということなんだなぁ。

さてさて、ほいじゃ自分の理想の老後はどうだろう?なにごとであれ未来をイメージする力の欠けていることをけっこう自覚している自分ですが・・・。

●やっぱり長生きしたい・・・天才でも佳人でもない凡人なので、世の中のいろんなことの姿を悟るには長く生きないと無理な気がするんですよね。目標75歳!

●健康でいたい・・・長生きしてても寝たきりだったり頭がシッカリしてなかったら辛い・・・とりあえず今から気をつけられることは、食事と健康診断。歯医者にも行くこと!(>_<)周りにたくさんいるであろう年寄り友達と仲良く支えあいながら、お茶飲んでいられると良いね。

●ゼツにも長生きしてもらうw・・・やっぱりひとり老後は淋しいもんね。最大のリスクであるタバコやめてくれないものかな??。

●夫婦二人なのでできればずっと仲良く・・・感謝と笑顔を忘れずに…てことですね。

●備えあれば憂いなし・・・『お金で買えない物〈プライスレス〉を買うには、とりあえずお金がいる(某クレジットカード)』『チャンスの時に飛び込めるか飛び込めないかは、単純にお金のあるなしにかかってくる事が多い(ハチクロ真山談)』『愛はお金じゃ買えないけれど、お金があれば愛は潤う(詠み人知らず)』 そんなわけで貯金しよう←早く働かなくてはのう。

●できるだけ生活環境を良好に保つ・・・小ぎれいに暮らしたいです。物は少なく、清潔に整理整頓・・・いまからしっかりやらねばと思いつつ・・・(つД`)

ああ、想像力貧困なのでこんなにアタリマエの事しか浮かんでこない・・・(つД`)

世の中の流れはどうであれ・・・時代が江戸でも平成でも、その中で自分の中での流れの行く先を、自分でイメージして作っていく事はやっぱり大切なんだよねって思ったりして。。。で、その多く望まれた所が世の中の流れになっていくような気がします(良いばかりじゃなくても)。

今日は死ぬのにもってこいの日だ / 今日は生きるのにもってこいの日だ。

さーーて、未来(老後)の事と世の中の流れとこの詩と、何が繋がってると思ったのか自分でもよく説明できなくなってまいりましたが(^_^;)、とりあえずすぐそこの未来が自分たちに快適になるようにイメージして、行動して、そのイメージになるものがこんな考え方から生まれてくるものだといいかも・・・と思ったわけであります。

飛躍しすぎかな?・・・ともあれ私にはもうちょっと想像力と創造力が必要ねってことで。

そんな事をですね、両親の事とか、最近見た少子化のニュースとか、いろんなご意見とかを見させて頂きながら、あれこれ考えるままツラツラ書いてみたのでした。

はあ、けっこう老後をイメージするのってしんどいね(^_^;)できればあまり考えたくないっていうのがあるんだろうな。

おしまい♪

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