さてさて映画レビューは続きます。先週末に観にいったのは、
バブルへGO!!タイムマシンはドラム式
監督 馬場康夫
脚本 君塚良一
出演 阿部寛
広末涼子
吹石一恵
劇団ひとり
薬師丸ひろ子
まぁ、おバカ映画だろうな、と思ってその通り!!文句なく最初から最後まで笑って観られました♪おもしろかったです。
広末涼子のスタイルの良さと可愛らしさ(まだまだイケますね)と、阿部寛のヌケた二枚目っぷり、薬師丸ひろ子の真面目なコミカルさ、もうこれだけで笑えるでしょう??
タイムマシンに乗ってバブル崩壊前夜、1990年の東京へ跳びバブル崩壊を食い止めろ!!みたいなもう、荒唐無稽でツッコミを入れるほうが無粋だろってなお話です。
見どころはやはりバブル時の東京の風俗。
ワンレンボディコン、ソバージュ、大きなイヤリング、太い眉、ダブルのスーツ、紺ブレ、ロフトつきの部屋、船上パーティー、ミラーボール、ティファニーのオープンハート、ティラミス、大きな携帯電話、札束振ってのタクシー争奪戦。。。(*´Д`)=з
連れられた『ディスコ』で広末は、オープンハートのネックレスをいきなりプレゼントされ、ナンパしてきた男には帰りの車代を渡され、ビンゴゲームでは一等の200万円をゲットしてしまい、ドンペリを飲み干しながら、
『バブルってさいこぉ~~~~♪』
と叫ぶ。
カワイイ女の子だったら何もしなくてもお金が手に入る時代・・・ホントカ??( ゚Д゚)ホントニそんなバブリーな女っていたのか??…あ、バブル時代なんでした・・・しかしこの時代に、この広末とほぼ同年代だった私ですが、そんなに美味しい思いしたことないぞ!!ヽ(`Д´)ノ
あ、カワイイ女の子限定でしたかそうでしたか。。。。(つД`)
とはいえ実際、東京ではなく横浜の小さい広告代理店で働き始めたばかりの小娘には、バブルの恩恵なんてほとんどなく、給料もまだ安かったし、仕事も半人前で覚えるのに必死だったし、今思うとその会社が『あった』事自体がバブルだったんじゃないかな~~??バブル崩壊後その会社や出自不明な社長がどうなったかは知らない・・・。
その後転職した某出版社ではまだバブルの名残があって、しかも大手ということで、やはりみなさん浮かれてたなぁ。ばんばん経費使ってもOKだった。下町の小さな鉛筆工場や消しゴム工場も好景気で気前良く、工場のおじさんたち、お昼にお寿司おごってくれた♪
実家の商売もバブルの頃は好調(その後大変)で、おかげで兄も私も大学や専門学校に進学できたし、兄の就職の時には求人がてんこ盛り。たくさん来る内定の中からどこを選ぶって感じだったねぇ。
バブル時代の象徴といえば私にとっては89年の横浜博覧会!『みなとみらい』にはまさしくこれから夢のみなとみらいが栄えていくのだと思ってました。
今はまだ残る広大な空き地に、高層マンションばかりが建設されていってます。。。
バブルってなんだったんだろうね~。
それでも人間はしぶといもので、あの下町の工場のおじさんたちも、リストラされたおじさんたちも、某証券会社や某銀行に勤めていたエリートさんたちも、ほとんどはみんな頑張って不況を乗り切りながら、たくましく生きている…んだと思う。
あのそびえ立つ高層マンション群もほとんどが『完売御礼』なのだ。
うーん、バブルとバブルの崩壊ってやっぱり誰かが意図を持って仕掛けたものだったのかなぁ??…(-ω-;)
バブルへGO!!は、17年経ってやっとあの時代を客観的に笑えるようになった、笑ってみようという気になった映画ってことなのかもね。
そうそう、ジュリアナが出てなかったなぁと思ったら、ジュリアナって91年開業だったのね。まさに時代の最後の仇花、
最後のベルサイユ!!(意味不明)
バブルの恩恵はそう受けてない私ですが、バブルが残したすばらしいものはやっぱり外食文化だと思います♪バブル以降、美味しいものが一気に庶民のものになったよね。
サラダのドレッシングの種類も、パスタソースの種類も、ケーキの種類も、ラーメンの種類も、カクテルの種類も、一気に増えて定着した!!(゚∀゚)ノ・・・これが一番嬉しいことカナー??
この映画、30代以上の方々にはもうツボがいっぱいです♪
森永LOVE、鉄骨娘、プリプリのダイアモンド、リンドバーグの今すぐKISS MEなどなど・・・どうせならもっといっぱい、ザ・バブルを出して欲しかったなぁ・・・W浅野とか、ケミカルウォッシュのGジャンとGパンとか(←上下で着てるのがポイント)、やたらもみあげの短い男とかも(ノ∀`)
そんなわけで楽しく観たい映画として、とってもおもしろかったですよー。