マイソングとわ? | Rucca*Lusikka

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横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

雨ですねぇ。しっとり濡れた窓の外の風景もそんなに寒そうではなくて(いえ、寒がりの私には寒いのですが)春の匂いがしてます(*^_^*)

今週、父が退院しました♪

このブログでも時々書いていましたが(ご心配、激励くださった皆様本当にありがとうございます)、なかなかリスクを伴う危険の多い手術だったのですが、執刀した先生の腕の素晴らしさのおかげで、奇跡のように心配してた後遺症もなく、無事に甦ることが出来ました。

予想以上の早い退院に、母は「もうちょっと病院にいてくれてもいいのに」とブツクサ言ってますが(^_^;)、次に手術を希望する患者さんが後を絶たないというのが現状のようです。そんなわけで今後は外来で、あとは体力&機能回復のリハビリになりました。

半年の間に3回もの手術、しかも最後のは大きなリスクを背負う可能性があるということで、インフォームドコンセントを受けた後、実は少し迷ったみたいです。

不自由な体になって10年寿命を延ばすのと、73歳、もう充分生きたし好きなことやった、子供も独立して心配いらないし、無理やり継ぎはぎして生きていても・・・という感じなんでしょうか?私はそこの所本人に聞いていないので想像ですが。


「見るべきほどのことは見つ」
・・・といった心境なのか・・・?

家族としては、去年、偶然母が新聞で見つけて勝手に送った市の健康診断の申し込みが当たったのも、そこで病気が見つかったのも、チャンスが与えられたというわけで、やってなかったら今頃死んでいたわけで、後でどうなるかはわかんないけどこうなったら「最後までやれ」という結論になりました。

で、手術を受けることに決めて、開けて終わったら心配していたリスクもダメージも最小限の結果でした。母は、「お父さん弱気になってたけどやってみてよかった。なんでもやってみなくちゃわからないね」と言ってました。(でも自分が同じ手術しなくちゃいけないって言われたら絶対に嫌だから覚えといてね、とも言ってる^^;;)

「見るべきほどのことは見つ」と言ったのは平知盛。平家物語です。最後の壇ノ浦で敗北を悟った知盛はそういって海に身を投げたのです。33歳です。

このセリフは有名なんですが、私はどうしても深く理解することが出来ないでいます。

「我が人生に一片の悔いなし!」ってニュアンスに近いのでしょうか?それとも「運命はもう自分(平家)に滅びよと言っている、だから逆らわずにそれに殉じる」なのでしょうか。「平家は滅びてもう栄光の時代は戻ってこない、そこにしか自分の居場所はない」から死んだのでしょうか。

うーん、脱線しながら平家物語が本格的に読みたくなってきた。(´・ω・`)

父の手術の日、父の高校時代からの長い友達だったK氏の訃報がありました。心筋梗塞だったそうです。。。

退院の前の日、病室に見舞いに行くと、いつも椅子を貸してくれる親切な、隣のベッドの父と同じ年くらいのおじさんの奥さんが来ており、母といろいろ話をしていました。

そのおじさんは癌ですでに腎臓と肺を摘出してるんだけど、もうひとつの肺にも転移してしまったらしく、今度抗がん剤の治療を受けるそうです。

「人体実験でもいいから新しい薬があれば試して欲しい」と奥さんが言ってたのが印象的でした。。。

私の父方の祖父は92歳の長寿で亡くなりました。近所のUさん、Sさんというおじいさんと仲良しで、いつも夕方になると3人でテレビの相撲などを見ながら、昔の話をしていました(集まっても特に何する、しゃべるでもなく3人でじーっとテレビを見てることのほうが多かったのですがw)。

Uさんが亡くなり、Sさんが亡くなり、おじいちゃんは淋しそうでした。一度怪我をした時、近所の○○病院に救急車で運ばれたんだけど、普段遠慮深いおじいちゃんが血相変えて「○○病院はUが死んだ病院だから嫌だ!」と言ってたのをなんだか良く覚えてます。

うーん、なんだか何について書きたかったのか良くわかんなくなってきましたが・・・(´・ω・`)

92歳のじいちゃんの葬式は悲しいなかにも一種の「おめでたさ」があったと思います。

前に、私が若かりし日大好きだったA-JARIというバンドのギタリストの藤尾氏のブログで、音楽家だったお祖父さんのお葬式で、出棺の時の曲?が、故人の希望で「ラデツキー行進曲」(←クリックで視聴できるページに飛びます)だった、という日記を読んで、なんだか感動したことがありました。(すみません、今その過去ログがどこにあるのかわからないのでリンクでご紹介が出来ないのですが)

ラデツキーってアレですよ??J・シュトラウスの、ウィーンフィルの新春コンサートの定番曲の、皆さん一緒に手拍子で?♪たららったららったららったった・・・てヤツですよ??

やっぱりオトコ(女でもですが)なら「ラデツキー行進曲」で送られるような人生がある意味ベストエンドなんじゃないでしょうか。ネコのように人知れず去りたいっていう方もいるし、それはそれで・・・ですが。

父ちゃんは手術しなかったらラデツキーはなかったな。スーダラ節ならアリだったかもしれないが。

ってまぁ冗談がいえるようになって本当に良かった、という強引なオチで。

私だったら何の曲がいいかなぁ・・・?

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