去年末、横浜駅東口方面にモスバーガーができまして、モス好きと致しましてはとても嬉しくよく利用しています。
たぶん全国のモスバーガーで同じことをしてるんだと思いますが、モスのお店の前って看板が置いてあって、それにいつもスタッフさんからのひと言が書いてあるんですよね。
ハンバーガーとは全く関係ないことがw
でもこれけっこう好きです。前を通るときになんとなく見てしまう。内容はその日によって料理のことだったり野球のことだったり。
ハンバーガーのことやメニューのことは全然書かれてないんですよ。わざとそうしているのかな?
例えば、今日はポテト20円引き!とか、新商品のお知らせです!とか、そういうのはなし。
書く方のスタッフさんにしてもそれなりに時間がかかるだろうし、内容に悩んだりもすると思います。それでも毎日たぶん違う人が日記のように書いている。
一見無駄なこと。でもなんでやるんだろう??
駅に向かう道なのでお店の前を通る人は多いです。きっと毎朝つい読んでいく人も多いんじゃないかなと思います。そして読むとちょっとホワっとした気分になる。この大王イカの話題なんて、テレビで観た人は特に親しみを感じちゃいますよね。
こんな風に、地味に少しづつ溜まっていった「好意」が、しらずしらずお店への「好感」になって、
「モスってなんかいいよね」
につながっていくのではないかな?と感じます。
例えばこの看板を見たことで、この先のドトールのミラノサンドを食べるつもりだった人がやっぱりやめてモスに入る・・・という直接効果は少ないと思います。でもこの
知らず知らずにたまっていく「好感度」は、直接の売上にダイレクトには反映されなくても、かなりPricelessなのではないでしょうか?
先日の看板は雪ネタでした。作った雪だるまの名前は「ヨシオ」とかもうほんとうにどうでもいいw
でもね、おもしろい(´∀`)
こういうの、看板だけじゃなくて、例えばTwitterの企業アカウントさんにもいえるかもしれない。Facebookページの更新やスタッフブログとかにも。直接効果のあるセールストークに目が行きがちだけど、こういうじわじわと好感度が上がるような、働くスタッフの職場への愛や雰囲気が伝わるような。
ああ、こういう「じわじわ系」には働くスタッフの「職場への愛」は必須ですね。そしてやはりそんな「じわじわ」を感じられるお店や会社が、これからは愛されて残っていけるのではないでしょうか・・・なんて思います。
そして私はやっぱりモスバーガーが好きだなと思うのでありました♪
参考図書