旅行日記3日目です。しまなみ海道から本州に戻ってそのまま倉敷へと向かい宿を取りました。せっかく関東からはけっこう遠いこのエリアに来たのだから、四国にも広島市内にも行ってみたかったのですが、2泊3日のスケジュールではやはり無理がありますね。今回まわったエリアはマップで見るとこんな感じです。
そして倉敷に来ました、ここもいいところでした!
「小京都」といわれる古い町並みの場所は日本のあちこちにありますが、倉敷はしっかり美観が守られているけど不自然に作られすぎてはいない、大正ロマンな雰囲気溢れるとてもセンスがいい街でした。
美観地区の真ん中には川が流れており、船で往復できるようになっています。
この船、乗ってみたいですよね~~てなわけで乗ってみました!
一回に5人までしか乗れないので午前中のうちに申し込まないと週末はすぐにいっぱいになってしまうかもしれませんので注意!
水路をゆっくりと往復します。船を漕いでくれるおじさまから街の建物や風景の説明を聴きながらの30分弱、道行く人が手を降ったり振り返したりで楽しいひと時でした。
乗船のご案内についてはこちらのサイトをご覧ください →くらしき川舟流し
さて、美観地区のメイン風景はこの船ガイドでだいたい楽しめました。今度はお店を見ながらおみやげ物色です。
倉敷が素敵だなと思ったのは、おみやげ屋さんのセンスが良いことです。あまり観光地観光地してないんです。たまーーーに木刀売ってる感じのお店はありましたが(笑)、ただのお土産物屋さんでもかなり置いてる品はセレクトされている感じでおしゃれなのです。
色とりどりのマスキングテープ、倉敷帆布、和タオル、帽子、布小物、備前焼、おみやげ物のクオリティが高くていろいろ迷ってしまいました。
レンガ壁と蔦が素敵なアイビースクエア。宿泊や結婚式場にもなっているそうです。ここのお土産物屋さんも充実していました。
詳しくはこちらが公式サイトです →倉敷アイビースクエア
倉敷の街並みはお店の看板も見てて楽しかった♪
上のお店はジェラートアイスやさん。だから「じぇ」なのか、今年の人気ドラマ「あまちゃん」に引っ掛けたのかは…謎ですw
さて、美観地区を後にし、駅に向かって今度は普通の商店街のアーケードの中を歩いて行ったのですが、この商店街、やたらと婦人服のショップが多いのです。ほとんどがミセス向けなんですが、その多くのお店に「商店街にあるミセス向けの婦人服屋さん」にありがちな混沌とした雰囲気(←失礼な言い方すみません)がないのです。
考えれば岡山県は昔も今も紡績で栄えた街。日本のアパレル生産の中心地なんですよね。
私が昔働いていたアパレルブランドでも、以前はメイドインジャパンで縫製していて、その幾つかの縫製工場が岡山県にあったと思います。90年代後半辺りからほとんど中国製に切り替えてしまったのですが…。
でも商店街の婦人服ショップの多さ、そのひとつひとつのお店の個性、お店構えのセンス、頑張ってるな~~!応援したいな~~!って思いました。駅向こうに大きなアウトレットモールができていて、かなり大変なのではないかと思うのですが、、頑張れ日本のローカルファッション!
半日しか滞在していないし、街の歴史なども殆ど知らないので印象だけなのですが、既製服のほとんどが丁寧な仕上げの日本製だった頃の(昭和ではありません、ほとんど中国製になったのは15年ほど前からです)、なんというか…ファストファッションが凌駕する前のアパレル業界の「普通の服のクオリティのよさ」を持った「ひとつひとつのお店の個性」が、時代は変わっても街のセンスの中に残っている・・・そんな街、という印象を持ちました。
さて、そんな倉敷のショップを楽しく回りながら街を後にしました。このあとは岡山から新幹線に乗って帰ります。でもまだ少し時間があるので岡山城に行ってみることにしました。私城好きなんです(正確にはさらに石垣好きです)
そんなわけでもうあと1回、旅行日記お付き合い下さいませ♪
この旅日記のまとめはこちら→ 尾道・鞆の浦・しまなみ・倉敷旅行日記 | ルッカ*ルシカ ブログ