城攻め二つと旅の終わりに~旅を誘う心へのスイッチ | Rucca*Lusikka

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横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

さて、旅行日記最終回です。今回は紹介しきれなかった旅のこぼれ話?などなど。

倉敷を後にしたあと、新幹線の時間までまだ余裕があったので、岡山城を見に行くことにしました。実は2日目のしまなみ海道でも途中因島に降り、「因島水軍城」というところを見学してきたので、今回の旅行で城攻めは二回です。※城好きの嗜みとしてお城には「行く」ではなく「攻める」という言葉を使います(謎)

因島水軍城

なかなか過酷な階段の上にありました(笑)

因島水軍城は、南北朝~戦国時代に瀬戸内を拠点に遠くは東南アジアまで制覇していたという、村上水軍の城を再現して建てられたものです。

派手な展示物があるわけではないし(貴重なものかもしれないけど)、建物もそんなに凝っているわけでもなく、正直微妙な場所でしたが(すみません)資料を見ながら感じたのは、江戸時代以前の日本ってつくづく海運王国だったんだなぁと。荒ぶるパイレーツですよ。ワイルドですよ。(しかし様々な船の模型の展示の中で宇宙戦艦ヤマトがあったのは謎だった)

例えば本能寺の変で織田信長が死なず、その後の鎖国がなかったら日本人の気質も今とは大きく違っていたかもしれませんね。黒船も早い段階でガンガン作っちゃって超グローバル大国になっていた・・・なんてね(空想しているとおもしろい、そういえば昔そんなSF小説がありました)

因島水軍…そんなワイルドで暴れん坊な海の民がいた、というのがリアルに感じられておもしろかったです。

そして最後に攻めたのがこの岡山城!

岡山城

な、なんだか綺麗すぎて映画セットのよう…。

こちらも建物自体は昭和に再建されたもので、中は鉄筋コンクリート&エレベータもついていて、資料館になっています。

このブログを昔から読んでいただいている方には、私がマンガ「風雲児たち」の愛読者だということはご存知だと思いますが、岡山城のエピソードが風雲児たちにも登場しておりました。

亡き秀吉の恩義に報いるため関ヶ原で最も勇敢に戦い、敗れて落ち延びていった岡山城城主の宇喜多秀家さん。新しく入った新城主がこともあろうに、西軍を裏切った小早川秀秋と知って失神するほど大激怒!!…のエピソードは第1巻のお話でしたが強烈に記憶に残ってます。

なので岡山城は、気持ち的には攻めるというより援軍に参る!という感じでした(謎)

岡山城・石垣

石垣のチェックも忘れません!

石垣も堪能できて(石垣萌えです)満足です。岡山城、広々としたお城でした。西日本にはお城がたくさんあるのでまた出かけたらどんどん攻めて行きたいと思います!

※おまけ

これまでの旅行で私が集めた?「石垣写真集」です。石垣マニアな方はどうぞお楽しみくださいw

旅の終わりに

さて、そんなわけで旅行日記おしまい。お付き合い下さってありがとうございました。

今年の5月に京都へ旅行に行ったのですが、帰ってきてから仕事が忙しくなってしまい旅行日記が書けないまま日にちが過ぎ、タイミングをすっかり逃してしまいました。なので今回はすぐに書こう!と頑張りました(笑)

私のブログはクソ真面目なことを長々と書くエントリーが多いので、たまにこういうチカラの入らない内容を気楽な口調で書くのは楽しいです(*^_^*)←いつもより顔文字も多めw

おみやげ

おみやげおやつ。広島といえばもみじ饅頭!帰りの新幹線で早速食べたw

私は旅行日記は必ず書くようにしていて、このブログでもそれ用のカテゴリーを設けています。正直、その土地に興味がある人以外にはあまりおもしろい内容ではないんじゃないかな?とも思うのですが、

旅行日記をブログに書くのは、ここに行きたいと思って調べてくる誰かのためとかいうよりは、将来懐かしく読み返すであろう自分に向けて書いています。

なぜなら「しあわせだった、楽しかった」という記憶の記録は、未来の自分をきっとしあわせにすると思うからです。

もちろん一般公開で書く以上、誰が読んでも楽しんで頂けることを意識して、写真を補正したり、リンク先を調べて貼ったり、などはしますがこれも多くは自分のためです。

アルバムに写真を貼るよりも、日記に書くよりも、ブログとして残すことが一番、自分にとっては記憶の記録になるから。自分の中だけでしまい込まず、公開して書くという意識はそれが「ギフト」になるから。

もちろん書かなかったこともたくさんあります。それは一般公開のブログだから、他人が読んでもおもしろくないだろうな、と思うことは書いていません。

日記ではなくてブログとして残す。…その違いがなぜ自分にとって大事なのか、ちょっとうまい言葉が出てこないんだけど、ブログにするというひと手間が多分「記憶の記録」に必要なんじゃないかなって感じるのです。

将来の自分が読んで楽しい内容が、きっと他人が読んでも楽しい内容で、他人が読んでおもしろく楽しめることを書くことが(ほんとうにおもしろいかは謎ですが)、結局自分も楽しめることになるんじゃないかと。

おみやげ

おみやげのパンダグッズとマスキングテープなど。

旅を誘う心をいつまでも持っていたい。

休みができた、旅行でも行こうか、どこに行こう、行きたいところが特に思い浮かばない・・・。

これじゃつまらない。でも忙しすぎるとそうなっちゃうんですよね。今回、夏前からずっと仕事が忙しいゼツ(夫)がその状態で、なかなか行く先を決められなかった。忙しさに消耗し過ぎちゃうと興味や好奇心のストックが出来なくなっちゃうんですよね。

私も昔はそんな感じでした。休みができても何をしたら自分が楽しめるのかがわからない、みたいな。休息と買い物くらいしかできなくなってた。

でも、たとえば歴史を知れば知るほど旅はおもしろくなる。美味しいものを知れば知るほど、小説や映画の舞台を知れば知るほど、その町のことを知れば知るほど…旅に出たくなる。

たとえば今回の尾道も、「時をかける少女」を観てたのでいろいろ懐かしく面白かったけど、林芙美子や志賀直哉を読んでいたならもっとおもしろかったかもしれない。

人生をもっともっと楽しめる「おもしろき人」になるためには、やっぱり「教養」って必要だなぁと。つくづく感じちゃいました。興味と好奇心へのスイッチ…本を読もうとあらためて思います。

ではでは今回の旅行日記これにておしまい♪

※旅行エリアはマップで見るとこんな感じです。往復は新幹線で、現地ではレンタカーで移動していました。

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