6月ですね!
いつも書いているノートがちょうど、月初から新しい冊になりました。
スマートノートは2011年の夏から書き始めていますが、2012年の4月からノートをLIFEのA5ノートにし、これで6冊目になります。
このノートのいいところは、書き味や開き具合ももちろんなのですが、ページが100頁超あるんです。なので1冊終えるのに3~6ヶ月かかりますが、その分書いたコトを持ち歩ける期間を長くとれます。そんなところが気に入り6冊目となりました。
さて、今年の3月に出版された、
段取りのいい人の書類、手帳、ノート術 ~発見!ここが違う。実例82掲載! (TJMOOK)
というムック本に、私のノートの書き方のことが掲載されたのですが、この中で私は「今までも書き方は試行錯誤してきました」と言ってました。
取材して頂いた時は、5冊目のノートになってひと月ほど経った頃だったのですが、実はこの5冊目から、MYノート術シリーズのはじめの頃に紹介していた書き方を大きく変えたんです。
今回、新しい書き方にして1冊終わったので、その振り返りをしたいと思います。
スマートノートざっくり解説はこちら あなたを天才にするスマートノート実践ポイントまとめ – NAVER まとめ
なぜかノートが書けなくなってきたら…。
以前はノートを横位置で使っていました。上下に開く感じで。
というのは、当時は「思考を拡げる」ということをメインにおいていたので、マインドマップ方式で描きたかったんです。なので横位置のほうが書きやすかったのです。
私がノートをはじめた2011年は仕事でフリーになりたての頃でした。
スマートノートの考え方にとても共感して、自分も自分の見識を持った「おもしろき人(スマートノート的な言い方だと天才)」になりたいと思ったのです。なのでまずブログをリニューアルしよう、こんなことをしよう、あんなことをしよう、というアイデアを出すことにノートを使っていました。
しかし、去年あたりからなんとなくノートが書けない日が多くなりました。
これはなぜだろう?
一番の原因は「前よりもちょっと忙しくなった」からです。以前のようにノートに向かえる時間が少なくなってしまいました。
しかし、ノートが書けなくなると、すごく自分の心がすさんでくる…というと大げさだけど、おもしろくなくなるのですよね。何を見ても読んでも。そして自分自身に対してもおもしろさを感じなくなっていく。
たぶん、自由に何ページでも思いが広がるがままに描いたり、スクラップ帳感覚でペタペタ貼るコト自体を楽しんだり、そういう「使い方」を楽しんでいたフェーズが、自分の中で終わったんだと思います。
しかし、このブログで「私の書き方的」な連載をしていたので、なんとなく自分は書き方を変えてはいけないような、勝手な縛りを感じていました。でもそれで自分が書けなくなったら本末転倒ですよね(笑)
なので5冊目から。書き方を思い切って変えてみました。
それはスマートノートの基本である、見開きの右ページから左ページに書くということです。
今まではノートを横置きに使っていたので、上から下へと書いていました。すごく初歩的なはじめのルールなんですけど、自分の書きやすい書き方を優先していたんですよね。
書けなくなったら書ける書き方に変えてみるのは全然アリ
スマートノート本によると、右から書きはじめる一番の理由は「空いている左ページにも書きたくなるから」です。
その「もったいない」という思いが、1日見開き2ページ書けるようになることへつながるのだと。
ただ、それを読んだ時の私はむしろ書くことがありすぎて「まずページを埋めることを目指す」というのがわかりませんでした。なので右から左への書き方にはこだわらなかったんですよね。
ノートはじめて1年半くらいの時にスマートノート勉強会というのがありました。その時スマートノート達人の方に、当時の私の横書き&書きたいだけ書く&ペタペタいろんなもの貼っているノートを見て頂きアドバイスをいただきました。
「1日見開き2ページを守る。書き過ぎない。」
「お弁当箱に料理を詰めるようにノートを書きましょう。」
参考記事【MYノート術7】実践!スマートノート【ノートを持って町に出よ】
ということです。ノートスランプになってからそれを思い出しました。
今までの自分は「思考を拡げる」一方の書き方でしたが、「思考を纏める」ということも同じくらい大事なんですよね。
人生のタイミングが「思考を拡げる」というフェーズと一致していない時にも、一致してた時と同じ書き方をしてたらやはり、「なんとなく最近書けない…」になるはずです。
今もし、ノートスランプになっているなと感じられている方は、書けない理由はもしかしたら「書き方」や「書く道具」にあるのかもしれません。
そんな時は、私のように基本に立ち返ってみるか、逆にちょっと違う書き方を試してみるか、ノートや筆記具を変えてみるとか、自由にチャレンジしてみるのがいいと思います。
「こうでなくてはならない」と自分を縛らないように。
大切なのはやはり「書くこと」なのです。書けなくなったら書ける書き方に変えてみるのは全然アリですよ!
先週末、再びスマートノートの勉強会に参加しました。
こういう勉強会に出るとありがたいのは、他の参加者のノートとその書き方を見ることができることです。これこそ第4フェーズの実践ですね。なるほど??と思えることがたくさんあって、普段ノート仲間が身近に居ない人には特にお勧めです。
今回も、いろんな楽しいノートに出会うことが出来ました^^
今後も勉強会が企画されると思います。興味のある方はぜひこちらで開催情報をチェックをしてくださいね!
- 参考サイト イベントQ | Peatix
- 関西の方にはこんな講座も!? NHK文化センター梅田教室:あなたを”天才”にするスマートノート術
シンプル回帰&「読み返しやすさ」を重視。
今年の私のノートのテーマは、ムック本の中でも言っていますが「過去の検証」です。
スマートノートに書いたことは基本、書いたら忘れてもオッケー!なのですが、今年の自分は書きっぱなしではなく時々振り返って、変化を確かめたり、前に同じことを考えていたかどうかを確かめたりしながらノートに向き合いたいフェーズなのです。
なので、縦置きに戻した理由は「ページの遡りやすさ」のためでもありました。さらに、ペタペタいろいろ貼るのをやめたのは、貼ってると前のページを読みにくくなるからです。
また、ノートカバーにいろんなものを挟むのを極力減らしました。広げた時に中の物を落とすかも…というちょっとの心配がノートを開く気持ちにほんの少しブレーキをかけるからです。
そんなわけで、広げやすい、書きやすい、ページをめくりやすい、を一番に、ノートを拡げる時の「めんどくささ」を極力減らしました。
結果!
スランプに入った4冊目は一冊終わらせるのに7ヶ月もかかってたのですが、書き方を変えた5冊目は、1日2ページ以上はほとんど書いていないのに5ヶ月で終わったのです。
かなり書くペースを戻してくることができました。「カラフルでいろんなものが貼ってあって、見るからに楽しそうなノート感」は前のほうがあったかもしれませんが、たぶん今は私がそのフェーズじゃないんだと思います。
楽しさや遊び心や、発想の広がりを求めるようになったら、また書き方も変わってくるんじゃないかな?
あ、でも書いている形式は横の時も今も基本、5行日記(+点数)&マインドマップ(論理的思考フォーマットで)なんですよ。ただ、内容は、気持ちとか心のなかのことよりも、やりたいことなど「行動」について書くことが多くなりました。
使い方と道具を少し変えただけで思考も変わってくるものなんですね。
自分に予約を入れるということ
ノートのフォーマットを変えたことで、スケジュール帳にも少し変化がありました。
スマートノートでスケジュール管理をしないというのはお約束なので、ノートとは別にスケジュール帳を使っています。これも試行錯誤の上ずっと自作しています。
といってもひと月のカレンダーを3枚プリントして、
- 誰かに会う約束、アポイントを記入するページ
- 仕事のスケジュールを記入するページ
- 買い物、お金の出し入れ、体調、ノートやブログについてのメモのページ
など、ひと月一緒のカレンダーではなく、それぞれ1枚づつのカレンダーに書き込んでいるのです。
今回、その中にもう一枚「自分予約ページ」を作りました。
きっかけはここ1,2ヶ月、楽しみなイベントや予定がいくつかあったのですが、母からの急用や、急ぎの仕事などでキャンセルにした(しかけた)ことが続いたのです。もちろん、どちらもイベントよりも優先するべき大切なことに間違いないのでしたが。
だけど今回、心の何処かでそれに違和感を感じたのです。
私は毎日会社に行くなどの決まった予定はないけれど、イレギュラーなことがよく起こります。また、年を取った母がいるので突然アテにされることもあります。
そういうことが起きた時、じゃあ、今日やるつもりだったこれは明日にしよう、と、フレキシブルに対応できるのもフリーの良さではあるのですが、もしこれが人とのアポイントだったとしたら「すみませんその日は他に約束があって…」と、緊急でない限りはお断りしますよね。
「自分との約束」も、人との約束と同じように、もっと守ろうとしていいんじゃないかって。
ていうか、そうしないといくら時間を自由にしやすいと言っても、自分がまん中に居ないのであればそれはちっとも自由ではないのだと
・・・このことに気がついたのです。
なので「自分予約ページ」を作りました。そこに、行きたいイベント、観たい展覧会、やりたい掃除、勉強、とにかく先に予定を入れます。もちろんイレギュラーなことが起きたらそちら優先対応することに基本かわりはないのですが、
なんかね、気持ちの持ちようがグッと変わりました。「余った時間に自分の予定」ではなく、はじめに自分の予定を決めちゃうのですから。
なので最近は、その予定のことを考えることがノートの上で多くなっていきました。ToDo的タスクを書く…ていうのとはちょっと違うと思うのでアリにしています。
さて、今回はそんな私のスマートノートレポートでした。
去年のスランプからはちょっと抜けだして、新しい書き方で楽しく続けられています。
誰かのヒントやモチベーションのチカラに慣れたら嬉しいです^^
あと!最近EVERNOTEを使うようになりました。前から使ってはいたのですがあまり使いこなしてるとはいえなく…でもiPhoneにしてからアプリで使うことが多くなりました。
基本はwebクリップやメモですが、書いたノートを写真にしてアップするなど、アナログのノートとの連携方法をいろいろ試みています。
先月、人気ブロガーである、コグレマサトさん、堀正岳さん、いしたにまさきさんお三方によるEVERNOTE本発売記念イベントが有りお話しを聞いてきました。(まさかのCEO・フィル・リービン氏がサプライズでやってきてびっくり!)
それらも含め、スマートノートとデジタルツールのいい関係が検証?できるようになったら、またレポートしたいと思います!
書き方のまとめ
- ノートはLIFEノートのB5・方眼タイプは変わらず。横位置に使っていたのを縦位置にする。
- 右頁から左頁に書くというスマートノートの基本に帰る。
- 5行日記&採点、思考はマインドマップを使う、という書き方はそのまま。
- 論理的思考フォーマットに基づいてマインドマップで考える
(フォーマットについて参考【MYノート術14】黒い気持ちが心に広がった時のノート術) - 1日見開き2頁以上は書かないようにする。
- 振り返りやすさを重視し、ノートにペタペタ貼ったり挟んだりするのをやめる。(付箋は別)
- 勉強会などに積極的に参加して、他の人のノートに触れる。
- デジタルツールを活用する(記事にタグをつける感覚で試行中)
参考記事まとめ
- スマートノート塾ほか評価経済などの勉強会イベントなどイベントQ | Peatix
- スマートノート認定講師・大阪芸術大学講師 神田 貴成さんの講座のおしらせ NHK文化センター梅田教室:あなたを”天才”にするスマートノート術
- スマートノートについてざっくりまとめ あなたを天才にするスマートノート実践ポイントまとめ – NAVER まとめ