GWですね。この季節って一番好きです。新緑が眩しくてたくさんのお花が咲いていて。気候もちょうどいいので、どこにいっても混んでるとは思いつつも、やはりお出かけしたくなります♪
今年は信州に行くことにしました。2,3年前にも戸隠・善光寺に行っているのですが(上田城も)、また行きたくなったのです。
好きなんですよね?長野。広々とした大地と山々の感じが。
母方の祖父母が長野県出身なので、なんとなく自分のルーツ的な思いがあるのかもしれません。
行き先のMAPはこんな感じです。松代?小布施?姨捨?安曇野と、二泊三日で周りました。
そんなわけで今回は旅ブログです。よろしかったらゆるゆるとお付き合い下さいませ♪
※信州の旅の記事一覧はこちら→信州の旅日記 | ルッカ*ルシカ ブログ
川中島合戦ゆかり?松代城(海津城)攻略!
連休前に風邪を引いてしまい微熱のままスタートしました。でも今回の旅行は車だったので、行けばなんとかなるだろう!という楽観的予測で(笑)
朝9時に家を出るというのんびりスタートで(←効率的に旅をする人にはありえない時間?)、中央道に乗るまで2時間近くかかったけど高速に乗ってしまえばあとはスイスイと。この日の宿は長野県の小布施なのですが、城好き(正確には石垣好き)の私の希望で松代に寄ることにしました。
目指したのは松代城跡です。
松代城は戦国時代は武田家(当時は海津城)、江戸からは真田家が治めた城です。千曲川沿いの広々とした風景がとっても美しい!
曇天ではありましたが、広々とした風景に遠くの北アルプスの冠雪の山々が見えとても美しかったです。川中島の古戦場も近くにありました。歴史ある場所ですね。
城址公園内には桜の木がたくさんあって、一週間早く来ていたらきっと満開だったんだな?って思いました。
近くに真田邸というのがあり立ち寄ってみました。古い日本家屋武家バージョンという感じです。特別珍しいものはありませんでしたが、手製の鎧コンテスト?みたいなイベントが行われていて力作が並んでいました。
すごくディティール細かいのですよ。さすがに本物のような重量感は感じられませんが、ちゃちな感じは全くなく、よく出来ていて驚きました!
海津城…ここは甲斐より勢力を伸ばしてきた武田軍と、敗北した北信濃の武士たちからの要請で「義によって」やってきた上杉謙信軍とが戦った場所ですので、来る前は武田と上杉、町はどっちにシンパシーを感じているんだろう?と思っていましたが、全体の印象としてはそれよりも「真田十万石の町」でしたね。あちこちに六文銭のマークがありました。
ところでこれ↑ですが、「攻城団」という城好きの人のためのwebサイトがあります。私も早速軍団に入りまして、現在13の城を攻城しています(笑)
日本各地のお城についてのうんちくや、近辺情報などもあり、城好きの城攻めには欠かせないサイトです。よかったらアナタもぜひ団員になってみましょう??!!
参考リンク
攻城団webサイト→ ようこそ! | 攻城団 〜日本には、城がある。〜 http://kojodan.jp/
信州松代へようこそ!- 信州松代観光情報ホームページ http://www.matsushiro-year.jp/
1日目の宿:小布施「桝一客殿」
さて、松代を後にし小布施に向かいます。小布施はいわゆる「小京都」的な街並みが素敵なところ…実は小さい頃に家族旅行で来たことはあるのですが、あまり覚えてないのです。
今回は「桝一客殿」という小布施の街中の、江戸時代の土蔵や昭和初期の土蔵倉庫などの建築物で構成された雰囲気のあるホテルに宿を取りました。
国内旅行はのんびりと2泊?で行きたいのですが、いつも悩むのは宿です。
温泉旅館もいいけれど、旅館の大量の料理を2日続けて食べていたら他で食べものを楽しめなくなってしまう。なのでいつも1泊は朝食のみのホテルにしています。
桝一客殿はちょっと我が家的にはふんぱつ宿。だけどとてもステキで気持よく過ごせました!
中には小布施ゆかりの画家・葛飾北斎の画集や、歴史小説、たくさんの建築の写真集などなど、珍しい本もたくさん。滞在していたら読書も楽しそう。しかしそこまで滞在できる人は「文豪」くらいしか浮かびませんが(^_^;)
ホテルのお部屋はタイプが何種類かあって、「書斎型」「リビング型」「リラックス型」です。書斎型は独立した書斎にデスクがあるらしく、やはり文豪が泊まりに来るイメージ??
それもそのはず、小布施には古くから「旦那文化」というのがあるそうで、街の富豪が芸術家などを招いて好きなだけ滞在させ、街の文化発展に貢献していたそうです。北斎もそれで招かれて小布施にいたとか。
旅館のような「きめ細やかなおもてなし」ではなく、ここはそんな、「好きに居ていいよ」的なおもてなしにあふれたホテルですね。
ところで、そのコンセプトがあるからなのか?ここで私が拝見した限りスタッフはみんな若い男性でした。旅館女将的おもてなし雰囲気はなく、さっぱり&親切な感じで良かったです。
さて、ホテルについて荷物をほどいて一息入れましたが、小布施の夜は早い…夕方になると周りのお店は一気に閉店してしまいました。なので夕食は桝一客殿の隣にある「蔵部」という和食処へ。ここも「蔵」をイメージした素敵な造り。一品料理をいくつか頼みましたがどれも美味しかったです。特にこの、
アスパラガスの天ぷらが美味しかった!信州の名産であり今が旬ですからあたりまえなのですが。太い部分も固くなくて、香り高くてほーんとに美味でした!
ホテル予約時に、このアスパラ料理コースもついたプランもありました。コースだと量が多いと思って今回は別にしましたが、アスパラコースを食べに行く旅というのも、この季節はアリかもしれませんね。
そして、ホテルの朝食での一番の楽しみは焼きたてのパン♪(写真はオムレツですが)
焼きたてのおいしいパンが何種類もあって食べ放題でした。私は信州ということでクルミのパンを選びました。香ばしくて美味しい!洋なしのジャムもついていてこれもまた美味しかったのでおみやげに購入♪
レストラン横の小道がまたステキでした。小布施の街はちょうどしだれ桜が満開です。
さて、ホテルをチェックアウトして、しばし小布施の街中を歩こうと思います。買ったばかりのカメラを抱えて!
参考リンク
桝一客殿 http://www.kyakuden.jp/index.html
蔵部 http://www.obusedo.com/store/detail/club.html
傘風楼 http://www.obusedo.com/store/detail/sanpooloh.html
小布施の街歩き
まず向かったのが、ホテルの隣にある北斎美術館。小布施にゆかりのある江戸を代表する浮世絵作家、葛飾北斎の美術館です。日本の漫画のルーツもここにあるといった感じ。
ざっと見た感じ、浮世絵の作品はあまりなく、晩年の作品が多い印象です。しかしこれがものすごい迫力の肉筆ばかりでした。
北斎といえば天才絵師ならではの変人エピソードを以前テレビ番組で見た記憶があります。例えて言うなら岸辺露伴みたいな人を想像(笑)
75歳で「画狂老人卍」なんて号を自分につけちゃうのもとても中2病的だし(超失礼)、90歳での臨終間際にと言ったというこのセリフ。
『天があと5年の間、命保つことを私に許されたなら、必ずやまさに本物といえる画工になり得たであろう』
これほどの絵に対する執着!!九十にしてなおすごいエネルギーを持つ天才肌の画人だったんでしょうね。おもしろい人だなぁ…そんな北斎の大迫力絵からサラっと描いたような漫画チックな絵までいろいろ楽しめる美術館でした。
さて、小布施の街歩き…といっても小さなエリアなので小一時間も歩けば廻れてしまいます。
そんなわけで街で撮った写真をいくつかご紹介。
北国の春は一気に花開く…を実感しますね。ソメイヨシノは散っていましたが枝垂れ桜と八重桜は満開。チューリップや水仙、パンジーなどもあちらこちらに植えられていて、まさに百花繚乱なとても美しい街でした。
今回はマロンクレープが美味しそうだったので食べてみました。米粉の皮はモチモチしていて、マロンの甘さととても良くあっていて美味しかった??♪肝心の写真は食い気が勝って撮るのを忘れました(笑)
街歩き&おみやげ購入を済ませ、小布施を後にします。本当にきれいな街でした。このあとは旅の後半に向かいます。
そんなわけでもう少々お付き合い下さいませ^^
参考リンク
小布施町公式ホームページ http://www.town.obuse.nagano.jp/
官民上げてまちおこしをしてる小布施らしい街のwebサイト。かなりしっかりと見やすく作られています。市町村の公式サイトのお手本のように素晴らしいです!
参考書籍
小布施町のまちづくりについて書かれた本。今回小布施について調べているうちに知りました。小布施の街の素敵さの秘密がありそう。読んでみようと思います。
今回の旅のガイドブック
旅のおみやげやおすすめカフェなどはこちらでチェックしました♪
今回紹介しきれなかった写真はこちらのアルバムから