人生はタイミング~「ポチッとボタン」へのためらいは捨てていこう! | Rucca*Lusikka

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横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

そんなわけでやっとサイトのリニューアルが出来ました。自分で言うのもなんですがとても気に入ってます。ブログを書き始めたのは2005年からで、その頃はHTMLという概念すら知らなかった自分が、紆余曲折ののちデザインの仕事を再び始めてから8年、webの勉強をしはじめフリーになって4年になりました。

三十路も半ばを超えてからのジョブチェンジがどれだけ無謀かあまりわかってなかったからこそやれたことだと、自分でも自分のアホさに驚いてしまいますが、ある意味アホだから出来た決断だったなと。

アホもいいもんだと思いつつ、webを仕事として頑張っていくには日々の勉強が必須になりました。

アホだとやはり要領が悪い上に、さらに寄る年波もあり若い頃のように記憶していくことが難しくなる。あ、いえ、若いころから勉強は苦手でしたが。

でも、三十路半ばからのジョブチェンジが私にもたらしてくれた一番大きな恵みは、「勉強しよう」という気持ちと行動、そして習慣でした。

たぶん「タイミング」ってやつで、子どものころからそういう「機」と「環境」と「気づき」が揃っていれば、その先の人生は生きやすくなるんだろうなと思います。でも別に遅くたってそれは損してるわけじゃない、と私は声を大にして言いたい。

なにかと今は、早くスタートを切った者ほど人生得をするみたいな価値観が蔓延してるし、受験や就活などはまさにそれが反映されたシステムだとは思う。だけど人のペースはその人それぞれ。

 

乗り遅れても大丈夫。「その時」にちゃんと気がついて行動ができればいいんだから。

 

初級ウェブ解析士という資格を受検してみた。

先月、ひとつ資格を取りました。

今まで検定とか資格の取得には興味がなくて、何かを覚えるなら「習うより慣れろ」的な考えが強かったのですが、たまたまかんたんなアクセス解析のレポートを作るという仕事の案件があり、また、自分が以前サイトを制作し今も更新や保守作業を頂いているお客さまに、解析レポート作ってサイトのアクセスアップのお手伝いができないかと考えていたこともあって、近くそういう勉強会がないかと探したのがきっかけです。

そこで「ウェブ解析士」という資格があることを知り、ちょうど横浜でその初級検定の講座があったので、どんなものかとポチッと受講申し込みボタンを押したのです。

初級ウェブ解析士

ウェブマーケティング、ウェブ解析に関する以下の基礎知識を習得、共通の用語認識の基に、営業・制作・開発・社内ウェブマスター業務等の遂行・業務効率化を可能にすることを目指します。

ウェブマーケティング、ウェブ解析を行う上で必要な用語(定義~使い方)
アクセス解析から得られる情報の認識・分析方法・計算方法(用途に応じた適切な利用)
ウェブ解析による課題の発見方法と改善手段(事業成果に繋がる解析の考え方)

ウェブ解析士認定講座サイトよりテキスト引用

はじめは検定を受ける気はありませんでした。web系の資格って取ったところですぐ古くなるし、勉強する時間を作らないといけないし。なので講義を聞くだけのつもりでしたが、「せっかく受講したのだから受験しませんか?初級ならちゃんと勉強すれば合格できますよ」と勧められて、ならばと受けてみることにしたのです。

受けるからにはやはり受かりたい。そんなわけで2週間試験勉強しました。

これがもう、大変大変。

web業界の掟としてカタカナが多い、英語の頭文字3つを並べた専門用語が多い(CVRとかKPIとかCPCとか)、計算が多い!

ディレクターやコンサル系の人にはわかって当然、すぐ計算式がでて当然の内容ですが、制作系の人間にはいまいちピンとこない。

いや、web制作やってる人ならとっくにカタカナ慣れ・英語慣れしてるので、そう苦ではないのが普通かもしれません。しかし私にはこの「素養」がない。もっともっと遡ると、英語と算数レベルですでにハンデがあるのだ。

これこそが若い時に勉強を怠ったツケとしか言いようがありません。四十過ぎてから払わされまくってます、ほんと。

web解析士テキスト

初級ウェブ解析士テキスト。分厚い!字が小さい!(←これ地味に辛い)

とにかく初級のキモはひたすらテキストの演習問題を解くこと!試験日までに3セット×3回やれば大丈夫!との合格へのアドバイスを信じ、とにかく問題集を何度も何度も解いて迎えた試験日。

 

70点以上で合格のところ、73点というぎりぎりのスコアでなんとか合格できたのでした!

 

あと1~2問間違えてたら落ちていた…合格できたのは講座から試験までサポートしてくださった横浜のハマ企画さんのお陰です。的確なご指導本当にありがとうございました。

で、受かったからいうわけじゃないけど、やはり講義を聴くだけでなく受験して良かった。なぜならその為の「勉強」ができたから。もちろん「初級」なので英検でいえば3級みたいなもの。これで即ウェブ解析士としての仕事ができるわけありません。それは上級、マスタークラスレベルにならないと無理でしょう。

しかし今後お客さまのサイト、また自分のブログなどのアクセス解析を見た時に今までとは違う目線での分析が出来そうだ。具体的な数字の見方や読み方、計算方法、この数字がこうなった場合原因をどこから考えるか、など、普段あまり意識しなかった視点を得ることが出来た。これは今後も解析を学びながら活かしていきたい。

やはりwebで拾った知識、本を読んで覚えた知識以上のものを、「反復反復の勉強」は身につけさせてくれる。

「習うよりまず慣れろ」はもちろん今でもそう思ってるけど、独学や実践だけではどうしても知らず知らず不得意なものを自分で遠ざけてしまう。体系的に学ぶことで得る基礎というのはやはり大切だなと。

学生時代、無理やり覚えさせられた年表も数式も漢詩も英単語も、大人になってなんの意味がある?役に立つ?という意見はあるけど、絶対にそんなことはない。

一度暗記したものは必ず脳のどこかで眠ってて、その後の勉強をいざというときに助けてくれる。

 

絶対やった分だけの価値はある。今はそれがわからなくても。

な~~んもやらなかったことだけが、ほんとうにな~~~~~~んにもならないのだ!!!

 

やるやらないのポチッとボタン

歩いてきてしまった人生をやり直すことは出来ないので、遅いがゆえの苦労は潔く受け入れて、あきらめざるを得ない部分はキッパリあきらめつつもそれでも私の勉強する「時」は今なんだな、と思ってる。

得て嬉しいのは、やはり「習慣」だ。勉強会や今回みたいな講座から検定試験と、こういうのに向かう気持ちにブレーキがかからなくなった。アウェイな場にも臆せず行けるようになった(気がする)。

学んだ分だけ、自分はちゃんと返してくれている。

そのサイクルは心地いい。勉強のアウトプットは実際の仕事であり、そしてノートでありこのブログでもある。

サイクルが心地よく回れば回るほど、自分という人間がおもしろく、人生がおもしろくなっていく気がする。

シロノワール

勉強の友&ご褒美はやはりスイーツ♡

ところで私の高校時代からの友人が今、鍼灸の専門学校に行っている。こちらは検定とか生易しいものではなく、3年という時間をかけての専門的な勉強が必要な国家資格だ。忙しいので近況はSNSで知るのみだけど、「学校」や「クラスメイト」「試験」「追試」など、懐かしいワードを並べながら日々頑張ってる。

エールを送りつつ、その学ぶ姿に自分もまた励まされる。きっと彼女の「時」も今なのだ。

高校時代、一緒によく補習を受けたことなぞ思い出しながらも(苦笑)、「時」は結局いつ来たって別にいい。その時そこへ一歩踏み出して、苦しんだり楽しんだりするが出来るのであれば。

迷った時は「進め」なのだ!!

「申し込む」「参加する」のボタンをポチッと押す…これをためらわせるものをこれからも捨てていく。そんな小さな「ポチ」が、未来を自分をどんどん「おもしろく」させていくんだよね。

この「ポチッとボタン」、押すことが習慣化してくると抵抗がないのですが、最初のうちはかかる金額とか、時間とか、やってモノになるのかの不安とか、アウェイすぎて浮かないだろうかとか、押すことをためらわすものってやたらたくさんあるんです。

でも、勇気を持って押して参加した学びの場所には、いつも必ず一定数「毎回新幹線+泊まり」で遠くからでも通ってくる人がいるのだ。

そういう姿勢の人がいる。そういう人たちと場を共に学ぶだけでも価値があるように思える。

自分の未来を変えるのは、自分の脳内にあるたくさんの「押させないもの」たちを振り切って押したそのボタン。押すタイミングはいつだって「遅すぎる」ことはない。

これからも人生がよりおもしろくなるよう、ためらわず押していける自分でありたいなと思うこの頃です。

参考リンク

あとがき

先月半ばより久しぶりに高熱を出す風邪を引き大変な思いをしました。なかなか試験勉強が進まず焦る上にサイトリニューアルも予定より一週間遅れてしまいましたが、どちらも無事に終わってホッとしてます。
サイトのコンテンツもまだ多数これからですが楽しんで更新していきます~!季節外れの風邪には十分お気をつけ下さい。

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