WordBench東京に参加してきました。 | Rucca*Lusikka

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横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

7月初日の日曜日、渋谷のセルリアンタワーにあるGMOインターネットで行われた、WordPressのユーザーが集う「WordBench東京」という勉強会&懇親会のイベントに参加してきました。

WordPressが3.4にバージョンアップしたばかりということもあり、WordPress界における神々(私のとって)からの新しい情報・最新のトレンドの紹介、ユーザー同士の交流などなど、濃縮メニューてんこ盛りな勉強会に、美味しい食事のついた懇親会(ごちそうさまでした!)もついた、ものすごい充実なイベントでありました。

会場に早めに着いたので、デスクのある前の方の席に座ることが出来ました。私はイベントや勉強会に行くときは極力前の席に座ります。モニターもよく見えるし、スピーカーの人の表情もよく見えるのでこっちも集中して話を聞くことができます。特に一番前の席は遠慮して空きがちですが、絶対お得です。ガンガン前に行きましょうw

 

 

一部は勉強会で、5人の方が30分づつそれぞれセッション。

●1番目は藤祐太郎@f3Studioさんから

「WordPressでメディアサイトを作ってみる」

WordPressでメディアサイト(特定の情報を集めたwebサイト)を作って、アフィリエイトや広告枠で収入を得る方法についてです。サイトへの訪問数UPのためにはコンテンツの多さが大切、これはCMSと相性はいいと。

さらに、その「特定の情報」の決め方のコツや、Googleキーワードについて、などなど。さらにユーザーフォーラムプラグインや、メールマガジンのプラグインの紹介など。フォーラム的なサイトや口コミサイトもWordPressで作れる!・・・もう、なんでもできてきますね!

前にイケダハヤトさんが、ブログ運営で月15万円を得られればそれがベーシックインカム的な収入になり、お金のためだけでない仕事を増やすことができる、と話していたのを聴きました。

持病など何らかの事情があってフルに外で勤められない人、子育てや介護などで家にいなくてはならない人にとっても、「ネットで稼ぐ」という選択肢が選べることは大きいと思います。

もちろん簡単なことではないし、発信力&情報収集力&手間ひま&それなりのweb知識&根気&モチベ持続が必要ですが。

WordPressでそういうサイトの運営が、もっと誰でもチャレンジできるようになるになるかもしれませんね。

 

★ワタシ的参考書籍★

 

ひと昔前までの「らくらく★アフィリエイトで儲けよう!」的なノウハウは、Googleの検索アルゴリズムの改訂でどんどん過去のものになってます。きちんとコンテンツを作るまっとうなサイトが評価される時代になることは喜ばしいこと。それでもブログ運営で収入を得ようと考えるならSEOは意識しなくては。上記の本はSNS時代のブログ運営についてとても詳しく、まっとうなノウハウが掲載されていてオススメです。もちろん本の中でWordPressも薦められています。

 

●2番めはさわだえりさんから

「PHPがわからないデザイナーでもできる、簡単カスタマイズ術」

個人的には大変興味のある内容!

WordPressは配布されてるテーマを使えば誰でもブログを始められるけど、あれこれカスタマイズしようと思うとHTMLとCSSだけでは難しいです。でも多くのデザイナーさんはプログラミングがは不得手。

でも「できる」!

として、いつものようにHTMLでコードを書きサイトを作っていく、そしてそれをWordPress用にPHPタグに変えていく方法について説明されました。もちろんPHPが分かるに越したことはないけれど、テンプレートタグをこちらからひっぱってきてコピペコピペでもできるよと。

もちろん「if」を理解できればさらにシンプルに作ることができますと。

さわださんの仕事の進め方の紹介がわかりやすかったです。WPでの構築手順について。

 

1.シングルサイトかマルチサイトか

最初にまずこれを決める、後から直すのは大変だから。どっちが向いているかはこれは案件によって違うのでヒアリングで先に決めておきたい。

2.投稿ページか固定ページか

3.共通パーツや汎用パーツのチェック(ヘッダー・フッターなど)

4.フォルダ名・ファイル名を決める

5.動的に出力するところを決める

6.プラグインを使うところを決める

 

webは最初の設計がとても大事ですよね。あたり前のことなんですが改めてそう思いました。

PHPがわからないデザイナーでもWordPressでブログは作れる、ネットショップだって作れる、企業サイトだって作れる、フォーラムサイトだって作れる。ですがやはりそれとweb設計、効率的な手順は別物。さらにPHPが理解できれば確実に製作時間は短くできる。勉強してみて損はないなと感じました(ていうかしなくちゃ)

 

★さわだえりさんの著書★

 

著者ご本人曰く「10日でとタイトルには書いてありますが、本当に10日でおぼえるには寝ずに10日ですw」だそうです(^_^;)この本はまだ未見ですが、ワタシ的にはWordPressのレッスン本は最低3冊はやったほうがいいと思います。時間があればこちらもチャレンジしてみたいです。

 

★さわだえりさんからのオススメ書籍★

 

とにかくもう新しいことを覚えるのがいろいろつらいお年頃なんですが(悲)、こちらを購入して勉強してみようと思います。挫折しないように…仕事効率化のためにも!

 

 

●3番目は稲森貴久さんから

「VPSサーバでのWordPress運用のススメ」

 

「低価格化が進み普及フェイズとなったVPSサーバ。今回はVPSサーバと一般共用サーバでWordPressを試した場合の速度比較、またVPSサーバ初心者向けのWordPressインストールから投稿までを解説します。」

 

今回のこのイベントのスポンサーである、「お名前.comVPS」様からのセッションです。

私はサーバーとかそっち系のことは全く疎く、仮想専用サーバーだよ!と言われても「ほうほう」くらいしか言えないのですが、機能の高さと低価格を実現した新しいサービスらしくて、なによりも

「速い!」

のだそうです。従来の1/2以下ですとか。

サイト表示の速さはSEO的にも非常に重要とのことで、個人ブログやサイトでも、アクセスが多く表示時間に不満がある方などにいいかも、そんなにお高くないので。でもちょっと専門知識が要りそうですね。「簡単ではないが試してみる価値はある」そうですヨ!

 

●4番目は星野邦敏 @khoshinoさんから

「『Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法』の記事を受けて、WordPressでのテーマカスタマイズ方法」

 

2012年6月12日に公開されたGoogle ウェブマスター向け公式ブログの記事を受けて、WordPressのテーマカスタマイズを考えます。

 

さて、これからはレスポンシブwebデザイン!?という事をよく聞きます。これはGoogleが公式に推奨したことを受けてのことです。

今までは、パソコン、スマホ、ケータイ、ユーザーに合わせて見せ方を変えることをそれぞれにプラグインなどで対応してきていたわけですが、レスポンシブに対応したWordPressテーマもかなり出てきてましたね。デフォルトで入ってるtwentyelevenもそうですし。

今回はWordPress3.4になってから追加された関数についてなど、取り込み方を具体的に紹介してくださいました。

私はとりあえずこのブログでは、スマホはWPtouch、携帯はKtaiStyleというプラグインを利用しています。WPtouchはデザインをもう少し変化できたらいいのになと思います(どのサイトも同じに見えてしまうので)。

また、スマホ表示だけレスポンシブのテーマを選べるというプラグインもテストしてみたのですが、私のブログの構造には合ってなくてやめました(このへんは最初からの設計で考えておかないと難しいですね)。

レスポンシブについてはカスタマイズしやすいテーマ、またはプラグインが今後もっと出てくることに期待、かな?・・・他力本願ですが(^_^;)

 

★星野邦敏さんの著書★

 

こちらは私も購入しレッスン全部終わりました★オススメします!

前半は初心者向けで、WordPressの管理画面の見方や更新の仕方などとても丁寧で、自分が学習する以外でも、例えばクライアントさんに納品するときに「この本を読むとわかりやすいですよ」とおすすめできます。後半はオリジナルテーマ作成でカフェのサイトを作ります。カフェメニュー、スタッフ紹介、ブログ、などなどを含んだ総合的なサイトができるようになります。

 

●5番目はおでっせい @odysseyさんから

「知っておくとちょっと得するWordPress 3.4の7+1ポイント」

 

WordPress日本語翻訳チーム、おでっせいさんによる、WordPress 3.4の具体的な変更点と3.4の目玉の一つでもあるテーマカスタマイザーの機能について紹介します。

 

おでさんからはWordPress3.4の新機能について更に詳しく。

参考リンク:WordPress 3.4 知っておくとあんしん・便利なリンク集

1.投稿編集画面からコメントが可能に

2.Twitterの埋め込みが可能に(ただし<P>タグで囲むとダメらしい)

3.画像キャプションのHTML対応

4.日本語の単語ではなく文字でちゃんとカウントできるように(でも全半角スペースはされないらしい)

5.wp_is_mobile関数の導入(先程のレスポンシブデザインへのカスタマイズに必要)

6.管理画面からテーマのカスタマイズ

7.テーマをカスタマイザーに対応させよう(後日、おでさんのブログで公開されるとのこと)

 

おでさんのブログは、twentyelevenを親にした子テーマで作っていて、レスポンシブ対応になってます。これからレスポンシブでブログを作りたい人にはとても参考になるかも。実は私はtwentyelevenをいじったことがほとんどなく、子テーマについてもまだよくわかってなかったりします。このへんももっと学んでおかないと。

 

さてさて、そんなわけで5人の方のセッションのあと、8人の方の持ち時間5分の弾丸ライトニングトークと続きました。ここでもいろいろ情報がたくさん。

個人的に気になったのは、堀家さんからのTrustformというプラグインについて。WordPressでフォームといえばContactform7が有名ですが、こちらもformのプラグインで、さらにコメントやフォームから送信されたアドレスが一括管理できるそうです。よりよいデータの有効活用ができるようになるとのこと。ちょっと試してみたいですね!

 

そんなわけで内容盛りだくさんの勉強会でした。あー・・・勉強しないといけないことがまたいっぱい増えた!!

 

WordPressの楽しさは、こういう勉強会の「場」の楽しさもあるんだよなっていつも思います。誰もが出し惜しみせずいろいろと教えてくれる、という土壌がすでにあるところ。

私は人にブログをはじめるなら、レンタルブログよりもWordPressを強くオススメするのですが、こういうリアルな場での学びや交流の楽しさがあることも大きいです。ピグはないけどw

 

スタッフの皆さま、セッショントークをして下さった皆さま、素晴らしいイベントを本当にありがとうございました。懇親会は途中までしか参加できませんでしたが、いろいろお話できた方、またのイベントでお会いできるのを楽しみにしています。

 

※9月にWordCamp東京が開催されるそうです!

日時:2012年9月15日(土)

場所:大田区産業プラザPIO

詳しくはこちらに→WordCamp東京開催のおしらせ

また、ボランティアスタッフも募集中です→WordCamp Tokyo 2012 運営ボランティア申し込みフォーム

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