幕末のススメ | Rucca*Lusikka

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横浜のwebデザイナー&ライターRucca(ルッカ)のサイトです。ノート術で人生を楽しくおもしろくすることをテーマにブログを書いてます。

我が家ではただいま「幕末ブーム」がおこっています(*´∀`*)

年の初めはたしか三国志ブームだったのですが・・・まぁ、何かしら常にブームはあるわけで、今は幕末になってます。もともとゼツが幕末好きというのもありますが、

実は、私は歴史好きではありますが幕末はサッパリわからないのであります。

ちなみに私の幕末の知識は、テレビの3時間ドラマで昔見た記憶がある「坂本竜馬」と「五稜郭」、いまNHKでやってる大河ドラマの「篤姫」、前に幕末好きの友達からプレゼントされた小説で司馬遼太郎の「燃えよ剣」・・・くらいです。(映画・ラストサムライはここに入れちゃダメだろうなww)

事の起こりはゼツが買ってきたこのマンガ。

幕末歴史マンガ・・・という事で連載が始まったのがもう30年近く昔かららしいのです。でも最終巻の20巻が終わった段階で、時代はまだ全然江戸w

そして現在、「風雲児たち・幕末編」というのが連載されていて(^_^;)、単行本が11巻まで(たしか)出ています。そっちの最新刊でお話がどこまで進んでいるかというと、

ちょうど今大河ドラマで「篤姫」が放送されていますが、まさにそれと同じ頃・・・篤姫が大奥に入って、下田にハリスが来て、老中の阿部様がお亡くなりになった所です。

「幕末編」でも、やっと幕末始まったばかり・・・(^_^;)

そんなわけでこの「風雲児たち・全20巻」は、幕末に至るまでの壮大なプロローグなのであります!しかしそれじゃただ普通に「江戸時代マンガ」と言っていいのではないか?と思われそうなんですが、

それは違うんです。

長い長い江戸時代、いろんな事件や出来事がありますが、あくまでも「幕末」に向けて書かれています。なぜ江戸から遠い長州藩や薩摩藩、土佐藩が歴史の舞台に出てきたのか、なぜ会津藩は最後まで幕府側として壮絶に戦ったのか、その原因をひも解いていくと「関が原」にあるというのです。

そんなわけでこの「幕末マンガ」のスタートの舞台は、なんと「関が原」なのです!!(*´∀`*)

長い長??い江戸時代、いろんな事件や出来事がありますが(^_^;)、ただ江戸時代の出来事を追っていくのではなく、タイトルどおり「風雲児」たちを中心に描かれて歴史は動いていきます。そこには赤穂浪士も犬将軍も暴れん坊将軍もほとんど出てきません(あ、遠山の金さんは出てきますw)。

このマンガで「風雲児」として描かれるのは、狭い閉じられたこの時代の中で、新しい「世界」の存在を「感じ」てしまった為(または実際に見てしまった為)に動かずに入られなかった人たちです。

時代を一歩進めようとする人たちと、変わらない事で秩序を守ろうとする人たち、常にその争いの中で、変えようとする人たちは権力と戦う事になり敗れていくのですが、何度も何度も敗れながらもどんどんとその流れは広がって、ついに新しい時代に変わって行くのです。

作者のみなもと太郎さんのその辺のこだわり?というか、このマンガがただの歴史おさらい漫画じゃないのはその「風雲児」の戦いを中心に描かれているからだと思います。

あと感じたのは、

ほんの100年前までの日本人って、「公」に生きる事があたりまえだったんだなぁって・・・(そういう人を描いてるからというのもあるけど)。武士が腹を切る、という事。自分の信条のため、恥のため、主君のため、とにかくよく?腹を切る。

何かのために死ねる、自ら死ねる、その気概というか・・・死に場所を自分で決められる、というのは現代ではないことだよなぁ。。。(死なされるという事もないけど)

この辺の是非がね、三国志とか戦国モノでもずっと感じることで・・・私ごときが語るには難しいのでありますが。男が「恥」のために死ねる、という時代は、「男」にとってもしかして幸せなのか?みたいな・・・うーん、むずかしい。私は女なので平和が一番ですが。

そんな事を考えさせられる部分もある骨太なマンガ・・・それが「風雲児たち」・・・なんちて実は絵柄は本当にギャグマンガのそれで、実際のギャグもコテコテだったりしますw

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↑こんな感じです(*´∀`*)そこがまたいいのですがw

学校でも歴史の成績はまぁまぁ(自称)だったわけですが、幕末?近世は学校の授業でもいつも駆け足でやられてしまうせいか、あまり良くわかってなくて(^_^;)このマンガでもまだまだ幕末はこれからという状態なので、この後どうやって江戸幕府が終わって明治になっていくのかがわかってるようであまりわかっていません。

ゼツが幕末オタクなので、実は家にけっこうその辺の本がゴロゴロあります。手始めに司馬遼太郎の「世に棲む日日」というのを読んでみました。感想はもしかしたらまた書くかもしれませんが、これは吉田松陰?高杉晋作のお話なので、やはりまだまだ幕末は始まったばかり。・・・ううむ、やはり次は「竜馬が行く」だろうか・・・長いけど頑張ってみようかな??

そんなわけで私も幕末オタクになる日が近くなりそうなやかん。。。

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