WordPressで自分のサイト・ブログをまず立ち上げる!と決意し、今までのレンタルブログから引っ越しこのルッカ*ルシカブログをオープンさせ早2ヶ月、裏のほうではアタフタしつつ?もなんとか運営しております。
なぜブログをリニューアルしようと思ったのかというと、
これからの自分の働き方のために、まず足場となるブログをきちんとオリジナルで作ろう!
と思ったからであります。もちろんレンタルブログでもいいのですが、デザイナーという職業上、やはり自分のスキルを良くも悪くも正直に見せる上でブログは自分で構築しなくてはと思ったからです。
去年よりデザイナーとしてフリーランスになりましたが、継続して受けられる仕事の見込みがあったわけではなく(ツテからいただく単発の仕事はあったものの)、本当にゼロからでした。営業力なし、コネ無し、素晴らしい過去の実績も特にナシ。
あるのは「とにかくいろいろ作ってることが大好き」「自分のペースで自分の仕事がしたい」「お金になる仕事とお金にならないけど世の中の役に立つ仕事(プロボノ的な)の両方がやりたい」という思いだけ。
ブログを立ち上げて1ヶ月、いきなりとても幸せなことがありました。まずはいくつかの記事を多くのフォロワーさんがいらっしゃる佐々木俊尚@sasakitoshinaoさんやイケダハヤト@IHayatoさんがTwitterで紹介して下さったおかげで、多くの人が見て下さり、おなじ思いを持つ人たちとつながるチャンスが増えたこと。もうひとつはブログが決め手で初めてデザインのお仕事をいただけたこと。
これらのことはブログリニューアルをきっかけに、今勉強してることをブログにきちんとアウトプットしていこう!興味のある勉強会などには積極的に参加していこう!という意識を強く持てたから得られた幸運だったと思います。
もちろんこれは「幸運」であって、今後もいいコンテンツを作っていく努力をしていかなくてはいけないと思います。また、縁あって頂いたお仕事には期待以上と思っていただけるような仕事をしなくては!と思います。
そんなわけでブログのおかげでお仕事的にも一歩が踏み出せました。ここ半年は、夫が家に入れてくれるお金(私からはほぼゼロ)と自分の貯金の切り崩しでなんとかなってる状態でありました。やっとやっとの一歩です。
なぜそんな、アテがない状態なのにフリーランスで行こうと思ったのか、を少し書こうかと思います。
我が家には子どもはいませんが4年前に亡くなった私の父親の闘病がありました。大きな手術を何回もしたあとさらに今度は大変な難病にかかり、意思疎通ができなくなったのと母が精神的に参ってしまったのとで、病院とのやり取りや次の病院探しなどをしなくてはなりませんでした。その頃は契約パートで働いていましたが理解ある職場だったので、「実家のいろいろと仕事の両立」はそんなには大変ではありませんでした。(母親の周りの人たちの助けが一番大きかったです)
でももし、その前の正社員で働いていた会社だったら‥‥と思うと絶対に絶対に両立は無理でした。
そして今はまだ元気ですが、自分の母親、夫の両親、その万が一の時には後悔はしたくないと考えています。
今後の仕事として、デザイナーとしてフルタイムで働ける就職先は、すでに年齢も高いので全くといっていいくらいないですから現実的ではありません。デザインの仕事をするならパートかアルバイトでしかもう見つけられないでしょう。でもパートやバイトだと結局、働いても働いても、作っても作っても、すべてが時給なんですよ。収入もいわゆる「扶養内」が限界。
だったら、まずそのくらいを自分で稼ぐことはできないか?そして「自分で稼ぐ」が軌道に乗れば、この先どんなことが起きても「自分中心」に自分の時間を組み立てていけるのではないか?
以前、
という2つの記事の中で、「ノマド的働き方を可能にしてた50代販売員Aさん」の事を書きましたが、いずれ年齢が高くなればなるほど、「通常のプロセスから」雇ってもらう限りどんどん仕事の幅は狭くなってしまうだろう。でもそんな逆風の中でも自分がAさんのように働くためにはどうしたらいい?
それを考えての私なりの実践でもあるのです。私はデザインが出来る、チラシやPOPが作れる、webサイトが作れる、そしてそれとは別に販売&店舗マネジメント経験がある。ひとつひとつは一流ではないけれど、3つ持ち寄ればそれは私だけの「強み」になるのではないか?
今はだれもがSNSやブログで発信ができる時代。きちんとプロフィールを整えて、できることやりたいことを発信し、ちょっとでも誰かの役に立てる情報を送り、それらを受信するアンテナを立てていけば、履歴書や職務経歴書や年齢じゃない「私」をブログで見てくれた人と一緒に、新しくできる「なにか」が生まれるのではないか?または私がそういう人を見つけた時にブログで自己紹介が出来るのではないか。
「なにか」とは、例えば以前このブログでも書いた「月3万円ビジネス」的なつながりです。
先日とある「月3万円ビジネス」の勉強会に出席してきました。参加者は大学生、社会人、自営業、ニート、さまざまで、それぞれのアイディアを持ち寄りました。それに対して参加者がいろいろアドバイスや事例紹介をしてふくらませていくというカタチ。私のアイディアもまだまだ夢想のレベルなんですが、思わぬアドバイスを貰えたりして実りある時間でした。
また別の勉強会で、これからの時代のキーワードになる事象についての怒涛の勢いでインプットを受けてきたのですが、その中で「小商い」に関する話が出てきたりして、ああ、私が目指す方向性は多分間違ってはいない、と感じることが出来ました。
月3万円ビジネス、小商い、
そんな土台・サイクル・人の輪が作れたら、将来「歳をとってる」とか「時間の自由が効かない」ということだけが理由で、“雇われる市場”において選ばれなくなる=働けなくなる恐れというのがなくなるのではないか?
その土台を作れるのは今しかない!!って思うのです。
年金問題や少子化問題、格差問題、震災の影響、今後の巨大地震の心配。暗い未来を考えていったらきりがないです。でも確実に今までの時代は終わり、新しい価値の時代がやって来ると思います。
子供の頃に読んだ童話で、たどり着いた島が無人島だと思ってたらクジラの背中だった!というお話があったのを覚えています。日本列島の地震活動が活発になったというニュースを聞いた時、私はこの話を思い出しました。
いま、私は目を覚ましてしまったクジラの上で暮らしてるんだなぁと。クジラがちょっとでも動いたら全部倒れてしまうかもしれないんです。クジラはもう深い眠りから覚めて浅い眠りに今いるんです。
今の40代はボーダーラインにいます。きちんとした会社に勤めてる人やすでにもう財産を成している人なら「逃げ切れる」のかもしれないし、そうはいかないのかもしれない。10年後今いる会社にいて自分は大丈夫だと自信がある人はどのくらいいるだろう?20年後、定年退職したら??
いま「負けている」かもしれない、失業者、ニート、パート労働者などの「弱者」がこれから逆転できるのではないか?という希望が持てるわけは、「今から」行動することにリスクがないからなんです。
たとえば子育てでずっと家庭に入っていた人、いろいろあって退職後まだ次が見つからない人、病気や障がい、家族の介護などでフルには働けないけど、いつかはまた働かなくては・・・と思っている人。
バイト求人誌を見るよりも月3万円ビジネス的なことをさがしてみませんか?
月5,6万のバイトを探すよりも、3万円ビジネスを2つ持てたほうが、その力を今つけておいたほうが、今後HAPPYだと思うんです。
それぞれのペース、それぞれの「得意分野」、それぞれの場所の上で。
アンテナを立てればそういう働き方を実践してる人のブログやTwitterの発信はキャッチできます。やはり20代の若い方のほうがスピード感もあって、エッジもきいていて、なによりも「仲間力」があるなと感じます。
でも私は、いろんな事情から一回キャリアリセットしてしまった女性もそれが必要な土壌にいると思うのです。ただアラフォー世代ってどこか生真面目というか、「働くならちゃんと働かなくては!」的な意識が強いんですよね。
小商い・・・「おつとめ」以外の働く方法、もっとあると思うのです。別にその分野での素晴らしい一流じゃなくったっていいんです。「軽い気持ちで」とりあえずはじめてみるのも全然ありなんじゃないかな??(このへん、江戸時代の町民の暮らしを調べるとけっこうおもしろいことがわかりはじめてますが、また別の機会に)仲間やアイディア探しのプロセスから楽しんでみる感じで。
ちなみに「月3万円ビジネス」の著者の藤村靖之さんも、「小商いのススメ」の著者の平川克美さんも、共に60代であります!一番逃げ切れる世代の方がこういう道を示していてくれている。
先人の知恵を学び、後輩の若さに勢いをもらい、がんばろう40代!!
私も私のできることを探しています。まずはこのブログが一歩。これからも学び実践していきたいです。